出版社内容情報
父と子のふたり旅が紡ぐ新感覚ロードノベル
かつて新進気鋭の写真家として脚光を浴びた吉川士朗は、出張中に身重の妻が緊急手術をしたことが原因で、長期の旅行を伴う撮影をやめてしまった。日々の仕事に埋没していた折、旧知の編集長から米国フロリダを旅する紀行写真の企画を持ちかけられる。これは「最後のチャンス」かもしれない……。そんな思いを抱きながら、病弱の妻を日本に残して、小学2年生の息子・登士を「助手」として連れていくことになった。
「世界でいちばん美しい道」を息子と一緒に見にいきたい----。マイアミ国際空港から米本土最南端「0(ゼロ)マイルの街」キーウエストを目指してドライブする「ふたり旅」。ホテル内を無断で撮影しようとして警備員に拘束されたり、夜の繁華街で息子が行方不明になったりと、トラブルの連続で思うように仕事ができない士朗は、つい息子にきつくあたってしまう。しかし、些細なことでケンカをしながらも、旅先で様々な人たちとの出会いを経て、「助手」から「相棒」へと、親子の距離も少しずつ変わっていく。そして「世界でいちばん美しい道」の果てで、士朗たちが出会ったのは……!?
父と息子の交流を描いた感涙必至の紀行小説、待望の文庫化。
内容説明
かつて新進気鋭の写真家として脚光を浴びた吉川士朗は、あることが原因で長期の旅行を伴う撮影をやめてしまった。日々の仕事に埋没していた折、旧知の編集長からフロリダを旅する紀行写真の企画を持ちかけられる。しかも小学二年生の息子・登士を「助手」として連れていくことになる。マイアミから米国最南端「0マイルの街」へとドライブするふたり旅はトラブルばかりだったが、マイル標示が「0」に近づくにつれ親子の距離も変化していく。そして「世界でいちばん美しい道」の果てで、ふたりが出会ったものとは!?父と息子の交流を描いたロードノベル。
著者等紹介
稲葉なおと[イナバナオト]
1959年、東京生まれ。東京工業大学建築学科卒。一級建築士の建築プロデューサーとして活躍後、執筆活動に専念し、『まだ見ぬホテルへ』で作家デビュー。2001年、『遠い宮殿―幻のホテルへ』で第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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gachi_folk
25325
こたつ
ふーてー




