小学館文庫<br> ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか?

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小学館文庫
ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 230p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094085648
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

比良山家は、文也が引きこもり、妹が不良、母親がアル中、影の薄かった父親は家をすでに出奔していた。そこに、父親の借金の返済を求めてヤクザの岩田がやってくる。父親に会うまで居座るという岩田に父親捜しを命じられ、文也は否応なしに外出。妹や母親は、岩田の勝手な指図に従ううちに、だんだんとマトモになっていき、いつしか岩田を中心に団欒らしきものが生まれていく。そして父親の浩三は、大きな悩みを抱えて生きてきたことがわかり…。思わぬ乱入者によりバラバラだった家族が互いを見つめ合うようになっていく異色の家族小説。

著者等紹介

藤井建司[フジイケンジ]
1965年、奈良県生まれ。週刊誌などでライター活動をする傍ら、小説を執筆。2008年『ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか?』で小学館文庫小説賞優秀賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユザキ部長

34
これは面白い!いっきに読み終わりましま。人間ですもの。迷い、思い、辛さ。色々あります。時に回り道もする事もあるけどね。2013/04/11

あー

15
軽く読むつもりで、読んでいたら思いの外、重たいテーマが潜んでいた。家族が少しだけ前進したのが良かった。が、生活費をどうしていたのかが気になって仕方ない2024/03/25

かんたあびれ

5
結構重いテーマなのだが軽く読める。軽すぎる感もある。2021/06/08

lululun

4
ちょっとだめなおっさんの話かと思いきや序盤からゴリゴリの正統派(?)ヤクザが出てきて暴力的なシーンも。そんなにボコボコにされてるのによくまだ生きてるなというほどの描写。結構救いようのない感じの家族だったのに、岩田に引っかき回されて文也が父を探しに行くことで徐々に家の中にも平穏が戻ってきているのが上手くいきすぎな気もするけど、父が家を出て勝手に好きなようにやっていたことで「停滞していた家族も動き始めた」、そんな終わり方はよかった。2024/10/25

マキオカ

3
読みやすく、面白かった。「崩壊した家庭がちょっとした事件で変わっていく」という筋でも、ラストが「和気あいあいとした理想の家庭になりましためでたしめでたし」じゃないところが好きです。2011/01/27

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