出版社内容情報
警察犬訓練士をめざす18歳の杏子は訓練所でラブラドール・リトリーバーの子犬・きな子と出会う。失敗続きの杏子だったが、「身体が弱く警察犬にはなれない」と言われていたきな子を立派な警察犬にすると宣言する。
内容説明
警察犬訓練士をめざす十八歳の杏子は、訓練所でラブラドール・リトリーバーの子犬きな子と出会う。からだが弱く警察犬には向かないのではと言われていたきな子だったが、杏子はひと目見て相通じるものを感じ、「私が警察犬にします」と宣言してしまう。その日から、見習い訓練士と落ちこぼれの子犬の奮闘の日々が始まった。警察犬試験をめざし訓練に明け暮れる杏子ときな子だったが、ひょんなことからきな子が人気者となり、杏子は自信を失い、訓練所をやめようと決意する。香川県の実在の犬をモデルにして生まれた感動と絆の物語。全国公開映画の原作小説。
著者等紹介
百瀬しのぶ[モモセシノブ]
1967年、東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ニカ
11
きな子のおっちょこちょい具合が可愛い。映画も見たくなる。2021/08/29
ねえ
8
失敗しても諦めない。何回転んだって起き上がる。愛と希望に満ちたお話。2018/05/11
あにこみつとくん
8
実在の犬をモデルにした感動物語。見習い訓練士と落ちこぼれの仔犬の奮闘の日々と、挫折から立ち直る姿をえがいている。映画のノベライズの様な原作本(笑)。作者は多数のノベライズを手掛けているので、こんな感じになったのか?2013/08/08
まさ
7
さらっと読めました。警察犬訓練士になるべく努力する"あん子"、こと、杏子。一度は逃げ出しましたがよく戻りました。きな子が警察犬になれるのかはわかりませんが、良いコンビで微笑ましかったです。 それにしても、訓練士見習いの日常、キツすぎるでしょう。と思ってしまいました。2017/01/21
ふじかつ
7
初めて読んだのですが、むかーしに読んだことがあるような、懐かしい香りのする作品でした。2014/09/18
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- 和書
- 物語近代哲学史 〈2〉