小学館文庫 マイレージ、マイライフ

カーン，ウォルター【著】〈Ｋｉｒｎ，Ｗａｌｔｅｒ〉/江口 泰子【訳】

小学館（2010/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 445p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094084351
• NDC分類 933
• Cコード C0193

出版社内容情報

ジョージ・クルニー主演映画の原作。アカデミー賞最有力の呼び声も。主人公は年間出張３２２日の敏腕ビジネスマン。リストラを通告するのが仕事だが様々な出会いを通じて人との繋がりの大切さを知っていく・・・。

内容説明

ライアン・ビンガム。職業・凄腕リストラ請負人。ハンサムで女性には不自由したことがない。大手企業に雇われて余剰人員に引導を渡すため、全米を駆け巡る毎日。年間出張三二二日とあって、アパートメントも引き払い、飛行機の中とホテルが愛する我が家。もうすぐ今の会社と縁を切り、格上のコンサルティング会社に転職してキャリアアップする予定だ。だがその前にしておかなければならないのが会社の金で“グレートウエスト”航空のマイレージを百万マイル貯めること。あと六日、八つの都市を巡ればミッションは完成なのだが…。ジョージ・クルーニー主演映画『マイレージ、マイライフ』原作小説。

著者等紹介

カーン，ウォルター［カーン，ウォルター］［Ｋｉｒｎ，Ｗａｌｔｅｒ］
１９６２年、アメリカ・オハイオ州アクロン生まれ。小説家、批評家。プリンストン大学とオックスフォード大学で英文学を学ぶ。国語の教師時代にレイモンド・カーヴァーの担当編集者に見いだされ小説家デビュー。これまでに六冊の小説を出版。その中の『サム・サッカー』はマイク・ミルズ監督作品として２００５年に映画化された

江口泰子［エグチタイコ］
福井県生まれ。法政大学法学部卒業。翻訳家。編集事務所で雑誌編集に携わったあと渡英。四年間の滞在後に帰国し、広告プランニング会社勤務を経て翻訳業に従事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[AKI]

作者が何を書きたかったのかが全く分からず、つまらなかっです。途中から流し読みで、もう自分への意地で最後まで読みましたが(笑)、最初はエリートサラリーマンの話かと思っていたら、途中から妄想の暴走？訳者の方がアイデンティティを探す物語と書いていましたが、そうかぁ？と。いつか面白くなるかもと、一応最後まで読むマイルールを止めようかなと思った読書でした。

2019/09/06

[momogaga]

後半は読んでいてすごく苦しかった。しかし、間をおいて２度目に挑戦したくなった。アメリカの現代小説は勉強になるな。

2015/05/30

[まさ]

「退屈＆苦痛」ただそれだけ・・・。この原作を読んで映画化しようと思った人達がいるんですねえ〜。自分頭悪いんで作者がこの本で何を伝えようとしたのか全く理解できませんでした。ちなみに映画は見てません。

2012/10/04

[docomoIBM]

常に飛行機で移動し、女性に困らなず、キャリアアップを図るキャリアカウンセラーの男の話す。現代アメリカを揶揄する表現とか皮肉的な表現もあって、訳者解説でアイディンティティを発見するとか書いてあり、分かる人には意味深げな作品かも知れないが、大衆が読んでおもろい作品とは到底思えない。

2018/03/10

[かみけん]

がんばって読んだ。前半は懐かしいUSサブカルチャーのオンパレードで雰囲気で読めたが、後半はサイケではちゃめちゃ、理解が難しかった。本当にどんな映画になったのか疑問。

2014/10/31