内容説明
肉は朽ちる。だが骨は残る。パトリシア・コーンウェルのベストセラー小説「検屍官」シリーズ第五巻『死体農場』。そのモデルにもなった世界唯一の法医学研究施設“死体農場”では、提供された人間の死体をさまざまな条件のもとに“放置”して、腐敗の推移を日夜観察している。森の中に、車のトランクに、水中に、あるいは炎天下の地表に置かれた死体は、どれほどの時間をかけ、どのような過程を経て、朽ちていくのか。施設の長にしてアメリカの伝説的法人類学者であるビル・バスによって淡々と語られる人体腐敗プロセスは、小説以上に知的好奇心をそそる。
目次
ワシの子の骨
骨から学ぶ―法科学入門
よからぬ叔父
首なし死体事件
犯罪現場
死者の地―死体農場の誕生
虫の研究
発展と抗議
ふとっちょサムとキャデラック・ジョー
科学に根ざして
ズー・マン殺人事件
未知の場所
小説に描かれた死
さらなる発展と抗議
バーベキューパーティー
偶然ならぬ旅行者
残虐な受取人
灰は灰に
著者等紹介
バス,ビル[バス,ビル][Bass,Bill]
アメリカの伝説的な法人類学者。世界初の「死体農場」を創設した。FBIをはじめ、各州・市町村の殺人担当刑事に捜査協力をしている。数多くの教え子を育て、合衆国法廷で活躍する法医学者・人類学者の半数は彼の薫陶を得ていると言われている
ジェファーソン,ジョン[ジェファーソン,ジョン][Jefferson,Jon]
ベテランの科学ジャーナリスト、ドキュメンタリー制作者。ニューヨーク・タイムズ、ニューズウィーク、ポピュラーサイエンス等に寄稿し、多くの賞を受賞している
相原真理子[アイハラマリコ]
慶應義塾大学文学部英文科卒業。英米の小説・ノンフィクションの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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特型ニ駆逐艦 天霧