小学館文庫
柳家小三治の落語〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094082326
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0195

内容説明

えー、この秋、私のDVD全集なるものが出てしまいました。東京の三宅坂でやっている「落語研究会」という会があって、そこでの私の口演が映像になって残ってるんです。それをDVDにして、その上、本まで作って…とまぁ、大層立派なシロモノです。ところがその中にセリフの、つまりこの文庫のような本はついてるの?ときいたら「ついていません」と言う。「できないの?」と言ったら、「やります」ってんで「それじゃ作って」というのが、この本のできたきっかけです(本書・前口上より)。

著者等紹介

柳家小三治[ヤナギヤコサンジ]
噺家。本名・郡山剛蔵(こおりやま・たけぞう)。1939年・東京生まれ。59年、五代目柳家小さんに入門して前座名・小たけ。63年、さん治で二ツ目昇進。69年、十代柳家小三治を襲名、真打昇進。出囃子は「二上りかっこ」。76年、『小言念仏』で放送演芸大賞、81年に芸術選奨文部大臣新人賞、2004年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、2005年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

127
毎年7月の池袋演芸場の上席の小三治師匠を聴くのが恒例になっていたのに、今年はなかった。私が最初に足を運んだ寄席だ。そこに連れていってくれた友達は、今は闘病中で炎天下の中、立って待つなんてもう出来ないだろう。そんなことを考えながら、高座で噺す小三治さんのお姿と声を頭の中で浮かべながら、一つ一つの噺を聴くように読んだ。時はうつろう。だから、こんな本やCDをつくる意味がある。でも、状況の許す限り、直接に聴きに行きたい。この本の中のお話どれも、小三治さんがするのを聴いたことはない。またやってくださいよ、ね2019/07/29

ケイ

105
すごくいいんだけど...、頭の中で小三治さんのおしゃべりに変換されはするのだけど、やはり読むより聴きたいな。これのCDがあるんだから、そっちをなぜ買わなかったのか後悔。2018/09/27

緋莢

18
東京の三宅坂でやっている「落語研究会」、それをDVD化した際に著者の希望で本を作成。著者のためだけにあればいいって作られた本で、あんなやり方もある、こんなやり方もある、といろいろ変化しながら、ある時たどり着いた一つの形。2016/05/05

やまねっと

4
小三治の落語の速記本。小三治の飄々とした感じが滲み出てくる文体だった。やはり僕は不動坊火焔が上方のも江戸のも好きだと思った。 あと、これに所収されてる、「もう半分」が怖くて仕方なかった。 言葉から滲み出る面白さ、お気に入りの一冊です。でも後このシリーズは8作ある。2019/03/02

おおた

4
元不良落語研究部員として、久しぶりに落語の本を手に取る。志ん生の噺にばかり憧れて、現代には数多くの逸材がいると改めて身を正される思い。枕の新しさ、普段気づいていることを別の視点で切り出すところがすごい。「大山詣り」を読んで、やはり人は山に登った後で湯に浸かり酒をきこしめすのは正しいと確信。山湯酒運動を推進せねばなりませぬ。2014/07/06

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