小学館文庫<br> 青い月のバラード―獄中結婚から永訣まで

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小学館文庫
青い月のバラード―獄中結婚から永訣まで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094081831
  • NDC分類 916
  • Cコード C0193

内容説明

二〇〇三年の単行本発売以来、十刷を数えるベストセラーとなった同書待望の文庫化。〇二年にガンで先立たれた夫、学生運動のリーダーだった藤本敏夫さんと獄中結婚を果たし、離婚の危機を乗り越えた夫婦愛、ガンとの闘いから永遠の別れまでを赤裸々に綴る。「生きることは、どんな時もたゆみなく新しい瞬間を創造すること。恐れずにのびのびと大胆に、思いのままを生きてほしい―」藤本さん亡きあとの孤独から立ち直り、今も心に生きる夫と共に新たなる出発を決意し、同世代へ、そしてこれからを生きる若い世代へとメッセージを送る感動の書。

目次

1 出発
2 運命
3 抱擁
4 選択
5 未来
6 永訣

著者等紹介

加藤登紀子[カトウトキコ]
1943年、中国ハルビン生まれ。東京大学在学中、第二回日本アマチュアシャンソンコンクールで優勝し、歌手デビュー。「赤い風船」でレコード大賞新人賞受賞。69年「ひとり寝の子守唄」、71年「知床旅情」で、日本レコード大賞歌唱賞を受賞。以後、六十枚以上のアルバム、「百万本のバラ」など、多くのヒット曲を世に送り出す。歌手としての活動のほか、女優として『居酒屋兆治』(83年)に出演、宮崎駿監督のアニメ映画『紅の豚』(92年)ではジーナ役を声で演じ、声優としての魅力も発揮した。また、地球環境問題にも積極的に取り組み、UNEP(国連環境計画)親善大使に任命されている。国内では、千葉県鴨川市の農園「鴨川自然王国」を拠点として、若い世代とともに循環型社会の実現に向けた活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ@no book, no life.

78
加藤登紀子氏の独特の声や唄の世界観は好きで比較的長年人より聴いている方だと思う。しかしながら、彼女の生き様やそれに関わる夫の事はよく知らなかった故、偶々この著書を古書の棚にて発見し読了。この御二方の知らない世界観や生活を瞠目を持って味合わせて頂きました。学生運動・獄中結婚から時代背景も併せ、人生を見せて頂きました。そして、久しぶりに加藤登紀子氏の唄を聴きながらの読書としました。あのお声や詞にはこうした背景があった訳ですね。2024/03/03

こやじ

2
とても深い愛、涙を止められませんでした。2018/01/25

夜郎自大

2
学生運動のリーダーであった旦那の壮絶な人生に揺さぶられる。

h

1
自身も深く学生運動に関わり、夫は全学連の元委員長で出所後には大地の会を設立し有機農法による栽培を実践し、千葉に小さな〈王国〉を築く。学生運動からグリーンムーブメントへという戦後の左翼の動向そのものを生きた人物の妻の証言としても大変面白い。

四つ葉

1
考え方も生き方も違う二人がお互いを見つめあう過程やことやご主人の生き方が感動だった2008/05/18

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