小学館文庫<br> 逆説の日本史〈11〉戦国乱世編―朝鮮出兵と秀吉の謎

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小学館文庫
逆説の日本史〈11〉戦国乱世編―朝鮮出兵と秀吉の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094081749
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

戦国乱世の三大英傑のひとり、世に“鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス”とその人性を表される豊臣秀吉とはいかなる人物であったか? その虚像と実像を解き明かし、信長亡き後、最大のライバルであった徳川家康をいかに屈服させたかをはじめ、秀吉の天下乗っ取りの大戦略に迫る。とりわけ、秀吉の海外への野望について、歴史用語としての「朝鮮征伐」が教科書から抹殺された事由を説き、戦後教育の歪みを衝く衝撃の問題提起編。

井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

戦国乱世の三大英傑のひとり、世に“鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス”とその人性を表わされる豊臣秀吉とは、いかなる人物であったか?その虚像と実像を探り、天下乗っ取りの内実に迫る。

目次

第1章 豊臣秀吉、その虚像と実像編―歴史学界がタブー視する「差別」構造(右手の指が6本あった歴史的事実を隠す「差別」;歴史用語「朝鮮征伐」を抹殺する歴史学界の言葉狩り ほか)
第2章 秀吉、天下乗っ取りの大戦略1 織田つぶしの権謀術数編―いかにして「権力の正統性」を確保したか(信長の後継者を目指した秀吉の「絶望的」な障害;ポスト信長政権を混迷させた「信忠の死」 ほか)
第3章 秀吉、天下乗っ取りの大戦略2 対決、徳川家康編―最大のライバルを屈服させた「人質」作戦(秀吉と池田勝入を激高させた家康の「弾劾文」;池田勝入&森長可の三河奇襲作戦を見破った家康の諜報網 ほか)
第4章 秀吉の天下統一経営1 豊臣の平和編―宗教、貨幣、単位を統一した専制君主の国内政策(「惣無事令」という内政政策と「大仏建立」の謎;「大仏建立」事業の狙いは宗教勢力の「統一」だった!? ほか)
第5章 秀吉の天下統一経営2 太閤の外征編―朝鮮征伐にみる日本人の贖罪史観(「唐入り」を侵略戦争と断じた歴史学界の贖罪史観;朱子学に毒された韓国「国定」教科書が歪曲する歴史認識 ほか)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家・1954年愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞。以後作家活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

150
この本では、丸ごと豊臣秀吉で私の知らないことがかなりかかれています。というか私は秀吉は歴史人物の中ではあまりあまり好きではなくせいぜい歴史教科書くらいにしか書いてあることしか知りません。というか知ろうとしなかったといったほうがいいかもしれません。かなりなことが書かれています。今まで本当に知らなかったことで、秀吉に対する認識が若干訂正された気がします。2016/05/06

金吾

39
○一冊まるまる秀吉であり、読み応えがありました。秀吉の簒奪と朝鮮出兵の話は面白かったです。特に文禄の役と慶長の役の戦争目的が違うという話は良かったです。2025/04/16

碧緑(あおみどり)旧だいだい

33
秀吉の朝鮮出兵は、昭和の大戦時にあった朝鮮半島併合への過剰な罪悪感から、日韓史という狭い文脈の中で歪曲した視点で解釈されている。著者はこの視点の歪曲を読者に説くために多くのページ数を割いており、私はこの視点には100%同意する。秀吉が生きた時代のアジア全体、そしてスペイン・ポルトガルの大航海時代とイエスズ会の「布教」の目的を考えれば、朝鮮侵略が目的でなく明への進出が真の目的であったとわかる。しかし秀吉は外交に強い右腕を欠き、晩年には大きな誤解による残念な虐殺で自らの名前を汚したことは著者も認めている。2021/12/26

ころこ

30
これだけ延々と読んでいると一見無駄の様にも思えますが、細部に宿る事実や解釈の力が思わぬ射程を生んでくれます。例えば、この時代の外国人資料はフロイス『日本史』が有名でポルトガル系しかないと思っていましたが、ジャン・クラッセが纏めた原著者であるフランソワ・ソリエーという人物はフランス系だと簡単に記されています。専門書でも学術書でもありませんが、ポルトガル、オランダ以外の視線がこの頃入っていたというのは初耳でした。秀吉が改名したり義昭との養子縁組を画策したりした背景に出自の貧しさがあります。本シリーズの通奏低音2020/03/15

デビっちん

28
信長から秀吉へ話の軸が移り、秀吉の行動を追っていくうちに、そのイメージがガラガラと壊れました。ひょうきんなお調子者から、大天才かつ大悪党へと秀吉の印象が変わったんです。身体的な特徴や羽柴の由来、失策だとされた行動の本質など、新たに知ったことがたくさんありました。歴史は事実だけを事細かに分析するだけでなく、その前後のつながりや勝者によって歪められることを鑑みみないと、表面的な理解になってしまう恐れがありますね。2017/07/26

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