内容説明
米ソ冷戦構造が崩れ、テロの火種は世界に散った。そしてその手段も―。セス・コルトンは、超大国の恣意的な思惑を離れ、真に世界平和をもたらす“委員会”の指令を受けて活動する。今回の敵は環境テロリスト。彼らはグリーンランド海流を操って、地球の気象を意のままに操ろうとしていた。世界に突きつけられた要求は狂気に満ちていた。その基地は、九〇〇〇メートルの海の底。救援の手のおよばない深海で絶体絶命の危機に追い込まれたセス・コルトンに、打開の道はあるのか―。『消えた小麦』に続くヒーロー・アクションの快作。
著者等紹介
ローラン,エリック[ローラン,エリック][Laurent,Eric]
1947年フランス生まれ。特派員として、数多くの紛争を取材する。『戦争好きブッシュとアメリカ』(廣済堂出版)などのベストセラーを生むほか、小説として『セス・コルトンシリーズ』を執筆
長島良三[ナガシマリョウゾウ]
1936年東京生まれ。明治大学仏文学科卒業。出版社勤務を経て、フランス文学翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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