小学館文庫<br> 転生(てんしょう)

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小学館文庫
転生(てんしょう)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094081176
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『感染』に続く大ヒット仙川医療ミステリー第2弾!

医学部大学院卒で元大手新聞社医療担当記者という経歴を持つ筆者による、圧倒的なディテールとリアリティーで迫る医療ミステリー。今作は、20万部を超す大ヒット作品となった『感染』に続く第2弾。「その子はあなたの娘だ。引き取ってもらいたい」。突然身に覚えのない赤ん坊を託されたフリーライターの深沢岬は激高するが、出生を調べるうちに殺人事件に巻き込まれ、報酬欲しさに違法な手段で提供した自分の卵子が関連することを知る……。

仙川 環[センカワ タマキ]
著・文・その他

内容説明

フリーライターの深沢岬は、仕事の依頼で待ち合わせたホテルのロビーで、ベビーカーに乗った赤ん坊を目の前にしていた。「その子はあなの娘だ。引き取ってもらいたい」。岬にかかってきた電話の主は、最初から赤ん坊を渡すつもりで依頼者を装い、岬を呼び出したのだった。身に覚えのない岬は激高するが、それがまさか前年、報酬欲しさに違法だと知りつつ提供した自分の卵子から生まれた子だったとは…。第一回小学館文庫小説賞を受賞した『感染』に続く待望の医療ミステリー第二作がいよいよ登場。

著者等紹介

仙川環[センカワタマキ]
1968年、東京都生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。大手新聞社で医療技術、介護、科学技術等の取材をしながら小説を書き、2002年に『感染』で第一回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー。その後執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

229
生命倫理に触れる所業で生まれた赤ん坊に罪はあるのか。というテーマだが。登場人物の行動や思惑が杜撰すぎてイライラして入り込みにくかった。生命をもてあそぶ人間の愚かさを人物の幼稚さとかけたのか。警察に逃げ込めば済むことを逃げ回って事態をややこしくする主人公。主人公よりもつらい重圧を引き受けてしまった殺人犯。主人公より強いストレスにさらされる人物は物語への没入を阻害するという、原則どおりになった悪い見本。ラストは救いがあって良かったが。2019/07/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

102
主人公・警察ともに何でそんなに単独行動するんだ?と感じますが、最後はイイ感じの終わりでよかった。2017/03/24

アーモンド

27
フリーライターの主人公が、仕事の依頼で訪れたホテルでベビーカーに乗った赤ちゃんを目の前に置き去りにされる。その後「あなたの子供だから引き取ってもらいたい」との電話が。突拍子もない話だが、彼女には過去報酬欲しさに卵子提供をした過去があった。冒頭から一気に話が進み、ラストまで中だるみなく読み終えた。2006年発行本だが、更にこの分野も進歩していると思うと、複雑な気分になる。2018/10/07

ヒロくま

27
あなたの子供です!なんてドラマのような展開だけど突き出される方が女性なら、え?!と思う、確かに思う。そして知りたくてページをたくる。仙川先生の医療サスペンスは展開が早くて思わずスピードアップ。灰汁が強い主人公がどうにも苦手なタイプで、ちょっと引き気味に読んでいたけど、終盤にはけっこうなれたし、良心の呵責や母性の目覚めには共感できた。そして最後に父親の下りで驚き。2016/12/24

佳乃

27
今回はクローンを題材にしたものだった。最初はただの人工授精が失敗したもののはなしかと思っていたけど、後半に差し掛かればなんとまぁ、クローンを作ろうとしていたのですね・・・最初の頃の岬は好きではなかったけれど、最後の母親らしく「ミチル=優希」を思う気持ちには共感できたかな。医療系は読まず嫌いでいたけれど、何気にハマッている自分がいる。2014/06/14

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