内容説明
「最初の被害者は胸と上腕の皮膚だけが剥がされたんだったね?今回は被害者の喉、胸、上腹部、太ももの皮膚までも剥ぎ取った」―イギリス北部の中心都市、マンチェスターで、格差社会から零れ落ちたような孤独な女性たちが次々と襲われ、被害者の傍らには剥がされた皮膚がきちんと積まれていた。ラガーマン警部、ジョン・スパイサーが、不思議な同僚リック・サヴィルと共に猟奇犯を追いつめていくが、次に狙われたのはジョンの知人・フィオーナだった。ドメスティック・バイオレンス、ゲイ文化、アル中患者、貧困家庭、売春組織など、マンチェスターの荒廃した社会に潜む犯人の正体は―。
著者等紹介
シムズ,クリス[シムズ,クリス]
様々な職業を経験しながら世界を放浪し、イギリスのマンチェスター郊外に落ち着いた。フリー・コピーライターから作家に転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きうりっち
0
面白かったのだけれど、皮を剥ぐという行為には生理的嫌悪感が先立って読んで楽しいものではない。 主人公と同棲しているガールフレンドとの関係とかも、どこかで読んだことのあるようなもので、なんとなく今まで読んだものと、ごっちゃになりそうな、あまり個性が感じられない小説だった。犯人の動機など納得できないものだし、家庭内暴力をふるう夫とか、ゲイの刑事とか、二番煎じ的な設定ばかり。 だからといって、読むに耐えないような出来ではないから、他の作品も読むと思うが、いまいち主人公には魅力が感じられない。2013/10/04
天翠
0
衝撃的なタイトルなのに、動機は明かされないまま…。まあだからこそ、文字通り一皮むけば誰しも脂肪・筋肉・血と骨で構成された生物でしかないという単純な事実を、偏見と差別で曇った脳に叩き込むことに成功するのかもしれない。推理小説ではなくて刑事モノ小説。典型的な体育会系の主人公を好きになれるかどうか。2011/10/13
-
- 和書
- 紙芝居と戦争