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小学館文庫
私の頭の中の消しゴム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 173p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094080483
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

映画から生まれたショート・ストーリー

私の頭の中には、消しゴムがある。大切なすべての記憶がなくなっていってしまう。大切な思い出も、あなたの名前も、顔も、すべて失ってしまう―。主人公の薫は、恋人・浩介とかけがえのない日々を過ごし、やがて結婚。しかし、幸せな日々は長くは続かなかった。アルツハイマー。医師から告げられた病名は、想像もつかないものだった…。映画「私の~」の原作ドラマプロデューサーが、映画に鼓舞されて描いたショート・ストーリー・ブック。

内容説明

私の頭の中には、消しゴムがある。かけがえのない、すべての記憶がなくなっていく。大切な思い出も、大好きなあなたの名前も、その顔も、すべて失ってしまう―。二八才のOLの私は、建築士を目指す彼と出会い、幸せな日々を過ごしていた。やがてふたりは、結婚。しかし、そんな時間は長くは続かなかった。アルツハイマー。医師から告げられた病名は、想像もつかないものだった…。映画『私の頭の中の消しゴム』の原作ドラマ・プロデューサーが、映画にインスパイアされて紡ぐ切なくも美しいショート・ストーリー・ブック。

著者等紹介

木村元子[キムラモトコ]
デジタルハリウッドエンタテインメント株式会社代表取締役副社長、デジタルハリウッド大学大学院助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Chuck

25
★★★☆☆会社の同僚から“リットルレベルで泣く”と聞いていた映画にインスパイアされた小説。これはちゃんと映画で観るべきだな。『明日の記憶』でアルツハイマーの物語を読んだことがあるが、やっぱり切なくて辛すぎる。映画を観たら嗚咽するんだろうな…2018/03/26

maimai

21
28歳のOLである薫は建築士を目指す浩介と知り合い幸せな毎日を送っていましたが、ある日病院で薫がアルツハイマーを宣告され物語が進んでいきます。どんどんと記憶が無くなっていき、やがて浩介のことも忘れていきますが薫が大切に抱えているスケッチブックには浩介の姿が何十枚も描かれていたのです。浩介のことを忘れたくなかったのです。浩介もまた薫が自分のことを忘れようと薫のことを愛していて感動しました。アルツハイマーという病気にも負けず愛し合った二人の姿には心が温まります。2016/02/20

20
大切な人の『精神の死』がテーマ。 心がすべてを失っても、体は生き続ける。 どんな姿でも生きててくれたらいいって、一概に言えないなぁって感じました。

そのぼん

18
映画の方は見ていませんが、この作品だけでも十分伝わるものがありました。作品の大半を占めている日記が、主人公の女性の心の中を覗き見ているようで、リアルでした。2012/02/24

Kaz

12
一方向からの日記形式で話が進むので、まだ救われた。これが、多方向からの描写だったら、数倍辛くなったに違いない。記憶が無くなっていく恐ろしさ、悲しさ、辛さ、悔しさが心に沁みる。2013/04/23

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