出版社内容情報
若き皇帝は、罪を犯した仙女を溺愛する――
「言っただろ。必ず迎えにきて、おまえを俺の妃にするって」――かつて、たった数日一緒に過ごしただけの少年・濤牙が、大人になって琳迦の目の前に現れた。それは許されない罪を犯し、妖魔の生贄になることが決まっていた琳迦にとっての、奇跡の始まりだった。
霊樹である「仙木様」に護られた桃花郷には、外の世界と異なるゆっくりとした時間が流れている。そのため住人たちは長く若い姿を保ち、外界の者からすれば、彼らは仙人・仙女のごとく見えるのだ。郷で虐げられていた琳迦はかつて、大けがをして郷に迷い込んできた濤牙を助けたことがあった。内乱で父帝や親族を殺され垓帝国の宮城を追われた濤牙は、当時十四歳。傷を癒やすために数日を郷で過ごし、琳迦に「迎えにくる」という約束の言葉を残して去った少年は、そこから十年以上の時を経て、立派な青年となり――国権を取り戻し、皇帝の地位を得て、再び琳迦をその腕に抱きしめたのだった。
さて垓帝国では、どんな令嬢にもなびかないことで有名だった若き皇帝が愛する仙女を連れてきたというので、大騒ぎになっていた。自分の置かれた状況に戸惑うしかない琳迦だったが…。極上の中華風ファンタジー!
【目次】
内容説明
「かならず迎えにきて、おまえを俺の妃にする」―そう約束した涛牙は、昔ほんの短い間、一緒に過ごした少年。その涛牙が十年以上の時を経て、大人の姿でふたたび琳迦の前に現れた。それは許されぬ罪を犯し、妖魔の生贄になることが決まっていた琳迦にとって、奇跡の始まりだった。琳迦の住む桃花郷は、霊樹「仙木様」に護られた場所。外界とは時間の流れが異なり、住人は長く若い姿を保つ。そこへ迷い込んだ涛牙は、内乱で父帝を殺され逃げ延びた垓帝国の皇子だ。郷を出て帝位を取り戻した涛牙は、約束どおり琳迦を迎えに来たが…。極上の中華風ファンタジー!
著者等紹介
貴嶋啓[キジマケイ]
2012年講談社「ホワイトハート新人賞」を受賞しデビュー。主に中華世界やオスマン世界を舞台にした女性向けファンタジー小説を執筆、発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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