出版社内容情報
虐げられた姫の「運命の夫」は最強の龍王?
天帝と四龍王家によって統治される世界。かつて天帝を害した逆賊として命を落とした前黒龍王を父に持つ娘・璃雨には、実は黒龍王の血族の中でも、特別に強い治癒能力がある。だが両親亡き今、現黒龍王のおじ一家にも虐げられ、使用人以下の扱いを受けていた。そんな璃雨の唯一の希望は、幼い頃から婚約関係にあった青龍王家の若君のもとへ、十八歳になったら嫁ぐこと。だが、それすらも「逆賊の娘」には与えられないのだと知って、璃雨はひどく落ち込む。ところがそこへ、筆頭龍王家の当主である紅龍王・玖よう(火偏に華)が「おまえは俺の妃だ」と求婚してきて……!?
玖ようは「火」の力が強すぎるがゆえに、母を焼き殺して生まれた「母殺し」と囁かれる最強の龍王。だが強大な能力は自らをも蝕むため、常に命の危機に晒されていた。ところが偶然、泉のほとりで接触した際、璃雨の「水」の癒やしの力によって、玖ようは初めて苦痛から解放されたのだった。
――逆賊の娘であれば心おきなく「相剋の妃」として利用してやろう、どうせ璃雨には拒否権などないのだから――そんなふうに始まった二人の関係は、やがて変化して……? 絶品☆中華風ファンタジー!
内容説明
天帝と四龍王家が統治する世界。逆賊として落命した前黒龍王を父に持つ娘・璃雨には、血族の中でも特に強い治癒能力がある。だが両親亡き今、現黒龍王の伯父一家に虐げられ、婚約者も従姉妹に奪われて使用人以下の扱いを受けていた。ところが、ある日突然、筆頭龍王家当主の紅龍王・玖〓に求婚されてしまう。実は玖〓の強大な〈火〉の力は自らをも蝕むため、彼は常に命の危機に晒されていた。璃雨の〈水〉の力で耐えがたい苦痛から解放されると知った玖〓は、彼女の力を利用すべく“相剋の妃”に迎えたが、運命の相手との結婚は、頑なな心まで溶かしていき…?
著者等紹介
貴嶋啓[キジマケイ]
2012年講談社「ホワイトハート新人賞」を受賞しデビュー。主に中華世界やオスマン世界を舞台にした女性向けファンタジー小説を執筆、発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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