小学館文庫<br> もうあかんわ日記

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小学館文庫
もうあかんわ日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094074352
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

もうあかんくなったら、読んでください

家族が終わりそうなので、
あなたに頼みたいことがあります。

母・ひろ実の大手術を機に、家族の日常が一変する。
タイムスリップした祖母は、冷蔵庫にある食材をひたすら醤油で煮込み、同じ味にした。
祖母の心ない言葉に、ダウン症の弟は床を踏み鳴らし、自室にこもる。
追い打ちをかけるように、壊れる家電、手続きの山、おしっこをまき散らす犬、鳩の襲来……
次々と降りかかる「もうあかんわ」に気力も体力も削られる長女・奈美。

「人生は、ひとりで抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ(本文より)」
を体現した37日間のサバイバル日記。

理不尽なこの日々を、笑い飛ばしてもらえたら、わたしはそれで救われる。
ただ、笑ってほしい。悲劇を、喜劇にする、一発逆転のチャンスがほしい。
もうあかんわと思っている、すべての人に。
わたしのもうあかん毎日を、小さく高らかに捧げたい。
もうあかんわ。
ーー本文より

解説は頭木弘樹さん。

内容説明

母・ひろ実の大手術を機に、家族の日常が一変する。タイムスリップした祖母は、冷蔵庫にある食材をひたすら醤油で煮込み、同じ味にした。祖母の心ない言葉に、弟は床を踏み鳴らし、自室にこもる。追い打ちをかけるように、壊れる家電、手続きの山、おしっこを撒き散らす犬、鳩の襲来…次々と降りかかる「もうあかんわ」に気力も体力も削られる長女・奈美。「人生は、ひとりで抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ」(本文より)を体現したサバイバル日記。

目次

もうあかんわ日記前夜1 オカンが高熱、わたしは気絶
もうあかんわ日記前夜2 命を守ろうとしたあとの折り合い
もうあかんわ日記前夜3 みんな、会えなかったひとがいる
もうあかんわ日記前夜4 12年ぶり、2度目の生還
プリズン・ブレイクドッグ
祖父のアルゴリズム葬儀
思い、思われ、ふり、ふりかけ
他人のためにやることはぜんぶ押しつけ
何色かわからん龍の背に乗って
卵池肉林
規則正しい揺れなら計算できる
いつも心にクールポコ
もしも役所がドーミーインなら
姉弟はそういうふうにできている
まだあかんくないわ
家の鍵をにぎるは知らないおじさん
本人なのか、本犬なのか、はたまた本官
ユーモアでチャーミングな本は、いらねが
もしもピアノが消えたなら
鳩との死闘〔ほか〕

著者等紹介

岸田奈美[キシダナミ]
1991年生まれ、兵庫県神戸市出身。大学在学中に株式会社ミライロの創業メンバーとして加入、10年にわたり広報部長を務めたのち、作家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Shoji

31
岸田奈美さんの父親は幼少の頃に他界した。母は心臓病で車いす生活。弟はダウン症に知的障害と肥満症。祖母は認知症で時空が飛ぶ。ついでに、犬はドッグトレーナーからサジを投げられるレベルの傍若無人。そして近所の人の冷たい目「あなたがしっかりしないと駄目なのよ」。辛い、人生が詰んでいる。そんな状況下で書き続けた日記エッセイ。これが、べらぼうに明るくて、超ポジティブ。そして面白い。ノリツッコミで自身を励ましている。お涙頂戴とは無縁の世界。励まされた。これからも作者を応援していこうと思う。2025/03/14

yuu*

20
【007】大好きな岸田奈美さんのエッセイ。SNSで公開されていたのを読んだので知っている話もあったけど、何度読んでもいい。今同居の高齢の母の生活について心配事やイライラや諸々があって、そのことでいっぱいなんだけど、ああ、岸田さんのおばあちゃんも同じなんだなあと思うと少し心が軽くなった。重い気持ちになったら何度でも読もうと思う。2025/02/16

ふわりん

9
岸田さんのエッセイはよく読んでるので、もうだいたいのことはわかってるつもりだった。でもお母さんの手術や病気のことは大変だったんだなぁとは思ってたけど、実際細かく経緯を知るとそんな言葉では全然表せないほどの壮絶な出来事だったんだと初めて知った。しかも宇宙人のおばあちゃんがいて心優しいマイペースな弟さんも一緒で、岸田さんは稼ぎ頭で、もう大変!後書きで頭木さんが書かれてるように、岸田さんはどんなに大変なことでもユーモアに訴え、絶対に逃げ出さないで走り続けている。これからもどんどん書いて私たちに帽子を拾わせてね。2025/06/20

Mayuko Kamiwada

8
岸田奈美のエッセイ本。著者が日々の日記を綴った内容で「もうあかんわ」と思うものが詰まっている。母親の大手術にタイムスリップした祖母、ダウン症の弟とともにサバイバルな日々を過ごす。理不尽すぎる「もうあかんわ」に著者は気力・体力ともに削られるけれど、だからこそそんな日々を笑い飛ばそうと思える。2025/07/19

アリスとアニー

7
初読みの作家さん。タイトルに惹かれて購入しました。心臓病の母親と認知症の祖母、ダウン症の弟さん(あとペットの梅吉)を抱え、孤軍奮闘する様子を綴った日記は、なかなかシビアな内容ですが、それをユーモラスに日記という形で周りに発信する岸田さんのセンスに感銘を受けました。岸田さんは自分と同年代ということもあり、応援したくなりました。読んでいて逆に岸田さんから元気をもらったような不思議な読書体験でした。2025/03/24

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