出版社内容情報
どこでどう生きてても友達になりたくない?
17歳の夏、SNSで知り合ったパパイヤとママイヤは木更津の小櫃川河口の干潟で待ち合わせをして、初めて会った。アル中の父親が大嫌いなバレーボール部のパパイヤと、芸術家の母親に振り回されて育った、写真が好きなママイヤ。二人は流木が折り重なる“木の墓場”で週に一回会うようになり、心を通わせる。
そして、奇跡のような出会いは、二人の夏を特別なものに変えていく――
少女たちの儚くも輝かしい一夏を瑞々しい筆致で描く、新時代のガールミーツガール小説。
【編集担当からのおすすめ情報】
本作の舞台となった木更津市の小櫃川河口干潟は、東京湾に唯一残された後背湿地を持つ自然干潟です。アシが生い茂り、石の下には小さな蟹が隠れ、数種類の鳥の鳴き声が空に響きます。著者の描く切なくも美しいこの場所を、物語とともにぜひ感じていただけましたら嬉しいです。
解説は小説紹介クリエイターのけんご氏。
内容説明
十七歳の夏、SNSで知り合ったパパイヤとママイヤは、木更津の小櫃川河口の干潟で待ち合わせをして初めて会った。アルコール依存症の父親が大嫌いなバレーボール部のパパイヤと、芸術家の母親に振り回されて育った、写真が好きなママイヤ。二人は流木が折り重なる“木の墓場”で週に一回会うようになり、次第に心を通わせる。そして奇跡のような出会いは、どこにも居場所のない二人の夏を、特別なものへと変えていく。少女たちの儚くも輝かしい一夏を瑞々しい筆致で描く、新時代のガールミーツ小説。解説は、小説紹介クリエイターのけんごさん。
著者等紹介
乗代雄介[ノリシロユウスケ]
1986年北海道生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。2015年「十七八より」で第五八回群像新人賞を受賞しデビュー。18年『本物の読書家』で第四〇回野間文芸新人賞、21年『旅する練習』で第三四回三島由紀夫賞、22年同作で第三七回坪田譲治文学賞、23年『それは誠』で第四〇回織田作之助賞、同作の成果により24年第七四回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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