小学館文庫<br> スクリーンが待っている

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小学館文庫
スクリーンが待っている

  • 西川 美和【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094073508
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0195

出版社内容情報

劇場にはかからない“現場”の物語

「ニヤニヤ、クスクス。これ、立派な映画作りの教則本です」役所広司

シカゴ国際映画祭観客賞・最優秀演技賞〈役所広司〉ほか、国内外の映画賞で高く評価された『すばらしき世界』は、佐木隆三によるノンフィクション・ノベル『身分帳』を原案に、西川美和監督が初めて原作ものの映画化に挑んだ作品だ。
本書は、原案小説との出会いから、取材と脚本の執筆、撮影から編集など、五年にわたる制作の日々を、監督自ら赤裸々に綴るエッセイ集である。
原案小説との出会い、公的機関による婚活パーティーへの潜入、長く仕事をともにしたスタッフとの別れ、刑務所での対話、『身分帳』のモデルとなった人物の足跡を辿る旅、スタッフが集う撮影前の緊張感、コロナによる編集作業の中断、出演者への思い──一本の映画の企画が立ち上がり、それが完成するまでの過程が監督の思いとともに仔細に描かれ、映画業界を目指す人や映画ファンはもちろん、多くの人に読まれるべき一冊だ。
幼い頃の記憶や街角の風景などのエッセイや、『すばらしき世界』に登場する人物の過去を描いた小説「蕎麦屋ケンちゃん失踪事件」も収録する。
文庫化にあたり、映像業界の変化に鑑み、単行本刊行後の状況を加筆するだけでなく、その後発表された三本のエッセイと、「あとがき」というには内容もボリュームも読み応え抜群の書き下ろしの文章を加えた。まさに、増補決定版!


【編集担当からのおすすめ情報】
『すばらしき世界』の主演俳優・役所広司さんから「映画作りの教則本」というお墨付きをいただきました。一つの映画作品のすべてに誠実に関わっている監督だからこそ書ける作品です。『すばらしき世界』をご覧になった方はもちろん、これから観る方にも楽しんでいただけるアナザーストーリーです。映画制作の過程を折々で描き続けた“熟成”の醍醐味をぜひご堪能ください。

内容説明

主演俳優に役所広司を迎えた『すばらしき世界』で、著者は初めて小説をもとにした映画制作に挑んだ。原案小説は佐木隆三の『身分帳』だ。『身分帳』との出会い、婚活パーティーへの潜入、長く仕事をともにしたスタッフとの別れ、刑務所での対話、出演者への思い―本書は、一本の映画の企画、撮影から完成するまでの過程を、監督が自ら綴るエッセイ集だ。文庫化にあたり、映像業界の変化に鑑み、単行本刊行後の状況を加筆。その後発表された三本のエッセイと、読み応え抜群の書き下ろし「文庫版あとがき」を追加で収録した、まさに増補決定版!

目次

スクリーンが待っている(恋;出会い;ともだち;時代;ホーム ほか)
『身分帳』を映画にする
映画をはなれて(逃げ場所;私の青い鳥;ピクシーえほん;みつけたともだち;都会の景色 ほか)
夢日記
(小説)蕎麦屋ケンちゃん失踪事件

著者等紹介

西川美和[ニシカワミワ]
1974年広島県生まれ。映画監督。2002年『蛇イチゴ』で脚本・監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

konoha

44
西川さんが初めて小説をもとに映画を作った「すばらしき世界」の制作の裏側を中心としたエッセイ。監督だから語れるリアルな映画の話が面白い。「映画作り大変だろうな」という予想を軽々と飛び越え、緻密な作業の多いこと。原作の佐木隆三「身分帳」の舞台を現代にするため、婚活パーティーに潜入したり、刑務所を取材したり。あらゆる努力を経て映画が完成するのだと実感した。映画の最終作業がコロナ禍と重なる描写は緊迫感がある。職人気質のプロによる映画作りが続けられますように。役所広司さん、仲野太賀さんの話も楽しい。2024/04/19

KG

4
映画の制作に関わる人が映像作品を見るとこういう見方になるのかというのが新鮮だった。自分が何気なく見ているシーンも俳優の細やかな体の使い方や台詞回しをつぶさに観ている。著者は、脚本の執筆もされるからなのか、映画監督という職業柄自分のイメージを相手に伝えなければいけないからなのか、それとも天性なのか分からないけど、情景やその時々の自分の考えをとても分かりやすい文章に落とし込んでいる。読んでいると著者の考えが直接脳に転送されてくるように感じることさえあった。この本を読んで俄然、すばらしき世界を観てみたくなった。2025/01/25

justdon'taskmewhatitwas

3
これほどディティールやリアリティにこだわるのに、安易にドキュメンタリーに走らず、フィクションで撮り続けているのは何故なんだろう。所詮スクリーンという四角い枠の中の1、2時間の出来事だから、創作物を形づくる俳優や演出の持つ説得力こそ信じられるのか。2024/07/17

カノープス

3
初めて一冊の本としてまとまったものを手に取ったが、『Number』連載のエッセイなどで書き手としての力量を示していた著者なので、内容は保証付き。映画製作に関するとっかかりから細々した現場の苦労まで、これは映画好きや映画づくりに関わりたい人には非常に参考となるのではないだろうか。自分はそれほど映画に興味は無いが、それでもこのコロナ騒動と同時並行で進めた映画づくりの貴重な記録としてもひとつの映画論としても面白く読んだ。そして、監督が語る役所広司と八千草薫の凄み。プロの役者論として、とても興味深く読んだ。2024/05/29

ハイジ

1
「すばらしき世界」製作時のエピソード中心のエッセイ。題材との出会い、取材、配役決め、編集など製作の背景を少し見せてもらえたようで面白かったです。2024/07/05

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