出版社内容情報
家族と愛をめぐる難題に挑む鮮烈な傑作長編
タイ・バンコクからの帰国子女である高校1年生の漣は、通学中の痴漢や思いやりに欠ける日本の日常に馴染めず、心細さを感じていた。家に帰れば、理解あるやさしい両親と大好きな姉が漣を心配してくれている。だが、姉は離婚をしてから、人が変わってしまった。そんななか、高校の渡り廊下で出会った先輩に、漣の心は一瞬で囚われてしまう。やっと見つけた自分の居場所に、高まる気持ちを抑えることができない漣だったが、あるとき漣は、彼との恋が漣の家族を傷つけるものであることに気がついてしまう。大切な家族のために、別れるべきなのかもしれない。でも、自分の幸せを優先することは、そんなにいけないことなのだろうか。漣は家族と自分の幸せのため、新たな未来を探す覚悟を決める。初恋と青春を捧げ、漣が導き出した答えとは……。バンコクに住んでいた著者が描くタイの描写は圧巻! 気鋭の作家が、高校生のみずみずしい視点で家族と愛をめぐる難題に挑む傑作長編、待望の文庫化!
内容説明
タイ・バンコクからの帰国子女である高校1年生の漣は、日本の日常に馴染めず、心細さを感じていた。そんななか、高校の渡り廊下で出会った先輩に、漣の心は一瞬で囚われてしまう。やっと見つけた自分の居場所に、高まる気持ちを抑えることができない漣だったが、あるとき、彼との恋が自分の家族を傷つけるものであることに気がついてしまう。漣は家族と自分の幸せのため、新たな未来を探す覚悟を決める。初恋と青春を捧げ、彼女が導き出した答えとは。気鋭の作家が高校生のみずみずしい視点で家族と愛をめぐる難題に挑む傑作長編!
著者等紹介
一木けい[イチキケイ]
1979年福岡県生まれ。東京都立大学卒。2016年「西国疾走少女」で第15回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞し『1ミリの後悔もない、はずがない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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