小学館文庫<br> 9月9日9時9分

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小学館文庫
9月9日9時9分

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

家族と愛をめぐる難題に挑む鮮烈な傑作長編

タイ・バンコクからの帰国子女である高校1年生の漣は、通学中の痴漢や思いやりに欠ける日本の日常に馴染めず、心細さを感じていた。家に帰れば、理解あるやさしい両親と大好きな姉が漣を心配してくれている。だが、姉は離婚をしてから、人が変わってしまった。そんななか、高校の渡り廊下で出会った先輩に、漣の心は一瞬で囚われてしまう。やっと見つけた自分の居場所に、高まる気持ちを抑えることができない漣だったが、あるとき漣は、彼との恋が漣の家族を傷つけるものであることに気がついてしまう。大切な家族のために、別れるべきなのかもしれない。でも、自分の幸せを優先することは、そんなにいけないことなのだろうか。漣は家族と自分の幸せのため、新たな未来を探す覚悟を決める。初恋と青春を捧げ、漣が導き出した答えとは……。バンコクに住んでいた著者が描くタイの描写は圧巻! 気鋭の作家が、高校生のみずみずしい視点で家族と愛をめぐる難題に挑む傑作長編、待望の文庫化!

内容説明

タイ・バンコクからの帰国子女である高校1年生の漣は、日本の日常に馴染めず、心細さを感じていた。そんななか、高校の渡り廊下で出会った先輩に、漣の心は一瞬で囚われてしまう。やっと見つけた自分の居場所に、高まる気持ちを抑えることができない漣だったが、あるとき、彼との恋が自分の家族を傷つけるものであることに気がついてしまう。漣は家族と自分の幸せのため、新たな未来を探す覚悟を決める。初恋と青春を捧げ、彼女が導き出した答えとは。気鋭の作家が高校生のみずみずしい視点で家族と愛をめぐる難題に挑む傑作長編!

著者等紹介

一木けい[イチキケイ]
1979年福岡県生まれ。東京都立大学卒。2016年「西国疾走少女」で第15回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞し『1ミリの後悔もない、はずがない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

62
やっと出会えた好きな人。その初恋が家族を傷つけるものだとしたら。いやこれはきつい。大切な家族のために別れようと決意しても、好きな想いは抑えきれない。高校生だし。家族に反対されるなか、自分の気持ちに正直になることはそんなにいけないことなのだろうかと思い悩む漣。姉妹のどちらに味方するかで感想が大きく変わりそうだが、いずれにせよ苛々悶々やきもきするはず。携帯まで制限するのはやりすぎかな。2024/04/16

よっち

33
バンコクからの帰国子女で、日本の生活に馴染むことができないでいた高校1年生の漣。そんな彼女が高校の渡り廊下で見つけた先輩に一瞬で心囚われてしまう青春小説。目をそらせないと気づいてしまった、自分を助けてくれた先輩。どうしようもなく惹かれてゆく中で、好きになってはいけない相手であることに気づく漣。かけがえのない自分の居場所も家族への配慮も大切で、多くの人の話を聞きながらどうにかならないのかと必死に抗う漣の想いがとても切なくて、頭では分かっていてもどうにもならないことってあるよな…としんみりとしてしまいました。2023/09/06

まぁみ

15
物語のテーマは重い。DV、モラハラ、貧困、差別…登場人物たちの抱える問題はとても大きい。だが、蓮(主人公)の真っ直ぐさと空気を読まない明るさが、暗い世界を払拭してくれる。タイのもつイメージやお国柄なのか、とてもキラキラした印象さえ与えてくれる。蓮の友だちも皆、前向きで思慮深い。でも…私は蓮はいい子過ぎると思う。あそこまで慈悲深くなれるものかしら?ご両親を通して見てもちょっと異質だ。物語はハッピーエンドだが、未来は明るくない気がするのは私だけかなぁ。いろいろ考えさせられたけれど、面白かった。米陀さん最高!2023/09/11

高梨

4
兄が丁度数年前にタイに海外赴任していたこともあって、タイ!!となって読んだ本。漣のどこかむこうみずな性格、正直最初は米陀さんと近い思いを抱いて共感できなかった。でも、次第に変わろうとしていく漣はすごいと思った。それと、私は漣と朋温みたいな燃え盛る炎のような恋愛は経験がないからそんなものに高校生で出会える二人はすごいと思った。エンディングは私にはすごく唐突に感じて、正直よく分からなかったところがいろいろあるから是非とも誰か解説してほしい。2023/11/02

anri0912

2
恋愛要素は私の中ではあくまでもオマケ的な感じで 自分と他者との境界線や 自己認識を得る時に起こる痛みを丁寧に書いた本だと感じた。 救済を受け入れて、助けてもらうのも勇気がいる事だよな。 差し伸べてもらった手を握れるのは 本当に助けを求めてる自分を知ることから始まるんだと、しみじみ思う。 タイでの様子や現地の人たちの描写にとても愛があって、きっと作者はタイに特別な思いがあるんだろうなと想像した。2024/12/03

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