小学館文庫<br> つけびの村―山口連続殺人放火事件を追う

個数:
電子版価格
¥792
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

小学館文庫
つけびの村―山口連続殺人放火事件を追う

  • 高橋 ユキ【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 小学館(2023/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 18時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072358
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

“うわさ”が5人を殺したのか?

この村では誰もが、誰かの秘密を知っている。
2013年7月、わずか12人が暮らす山口県の限界集落で、一晩のうちに5人が殺害され、2軒の家が燃やされる事件が発生した。凶行に及んだ男が家のガラス窓に残した貼り紙に書かれてあった「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。メディアはこぞって「犯行予告」と騒いだが、真相は違った……。
気鋭のノンフィクションライターが、拡散された「うわさ話」を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村を行く。発表のあてもないまま書いた原稿を「note」に投稿したところ思わぬ反響を呼び、書籍化。事件ノンフィクションとしては異色のベストセラーとなり、藤原ヒロシ、武田砂鉄、能町みね子ら各界の著名人からも絶賛の声が上がった。
事件から10年という節目に、新章となる「村のその後」を書き下ろし加筆して文庫化する。



【編集担当からのおすすめ情報】
若手ノンフィクションライターの発表の場がなくなりつつあるなか、腐らず丹念な取材を続け、自ら未発表原稿を「note」に投稿し、書籍化の道を開いた高橋さんの存在は、ノンフィクション界の一筋の希望となりました。新たに現地取材を行い、新章を加筆しバージョンアップされたこの文庫版が、さらにノンフィクションの未来を明るくすることを願います。

内容説明

2013年7月、真夏の朝。山間の限界集落にカラオケが響いた。その男は朝夕に窓を開け放ち、頼みもしない歌声を聞かせるのである。「あれは変わっちょる」。わずか11人の村人たちは、男の奇行には慣れっこだった。その晩、2軒の家から、突如火の手が上がった。翌日、焼け跡から5人の遺体が発見されたが、火事で命を落としたのではない。全員、撲殺されていた。「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。奇妙な貼り紙を残し、男は姿を消した。追う警察が、山中で発見したレコーダーに吹き込まれていた男の言葉「噂話ばっかし、噂話ばっかし…」。いったい、この村で何が起きたのか。

著者等紹介

高橋ユキ[タカハシユキ]
1974年生まれ、福岡県出身。2006年『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』でデビュー。裁判傍聴を中心に事件記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

65
『山口連続殺人放火事件』を追うノンフィクション。山間のわずか12人が暮らす限界集落で5人が殺され放火された事件。都会から村にUターンで戻ってきた男が田舎に馴染めずに孤立していく様子がライターさんの取材で明らかにされていく。中山七里さんの作品にもこの事件をモデルにしたものがあり興味深かったが、犯人の男が残したレコーダーに吹き込まれていた「噂話ばっかし、噂話ばっかし・・」という内容がリアルでゾッとする。いまいち真相ははっきりとしなかったが、犯人と被害者のどちらにも公平に調べて書かれた内容には好感が持てた。2023/06/25

☆★☆ゆうる☆★☆

33
もともと事件が起こると「なぜこういうことが起きたのだろう?」が一番気になる性質なので、この本は興味深かった。著者が必要以上に自分を飾らず取材の様子を淡々と綴っていたので信頼できる気がした。その都度の気持ちの動きや考察なども率直で好感が持てた。実際自分もこの事件に対する認識が改まったので、報道による印象で「こういう事件だった」と決めつけてはだめだなぁと実感。2024/01/14

金吾

24
△村や村人の不気味な雰囲気は伝わります。話があまりまとまっていないように感じたため、ストレスを溜めながらの読書になりました。2024/01/15

活字スキー

23
【子供がいじめられて日記書くでしょ、死ね死ね死ねとか。吐き出してすっきりする。そういうもんです】2013年の7月。わずか12人が暮らす山口の集落で一晩に2軒の出火、その現場から5人の惨殺死体が発見された事件を覚えている人はどれくらいいるだろうか。事件そのものが凄惨極まりない上に、取材から書籍化の過程や現場となった地域のあり様についても、「そういうものだ」としか言い様のない不可解さとドス黒い虚しさが重くのしかかってくるようだった。【そうは言っても、すっきりできなかったから事件は起こったのではないのか】2023/08/13

しげき

21
田舎に住んでる私としては他人事ではないように感じた。狭いコミュニティなのでこのような事はどこでも起こり得る可能性があるのではないだろうか。田舎は田舎で難しい···2024/04/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20764793
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。