出版社内容情報
京の都に最強《能力》持ちのセンセイあり!
京都・烏丸大学で民俗学を教える凛子さんの姓は、漢字の「一」と書いて「ニノマエ」と読む。女子大生にしか見えない姿だが、実はアラフィフだ。そして彼女の大切な家族はビション・フリーゼの「にぬき」。ふわふわまんまるなので関西の言葉で「ゆで卵」をさす名前がついた。凛子さんは教授だが、それ以上にひそかに重要なお仕事がある。それは強すぎる霊能力を駆使して、京の町の(霊的な)平和を守ること。そしてこのたび、このひとりと1ワンに新たに加わったのは、凛子さんと同い年の有能アシスタント・富士宮咲子さん。こちらは元々東京在住だったが、ダメな年下ボンボン旦那に給料も財産も搾取され続け、おまけに旦那の亡き愛人さんたちにまで憑かれてズタボロ、いよいよ最期の旅路と覚悟して出かけた京都鴨川のほとりで死にかけていたところを、凛子さんに救われたキャリア・ウーマンだ。汚部屋の住人かつ生活態度最悪の凛子さんと、お片付けの天才……どころか事務作業全般大得意の有能助手であるところの咲子さんは、姿も性格も正反対だけど、いつしか最強の相棒に。
インチキ占い師がいればアトリエに行って対峙し、はぐれたお稲荷さまがいれば自家用車で拾い上げて保護し、暴れるファラオがいればギャラリーに乗り込んでお世話する……。読むだけで運気爆上げの物語、第2弾!
内容説明
不思議なコトと美味しいモノにめっぽう強い一凛子さんは京都の名門・烏丸大学の教授。秘書兼助手の富士宮咲子さんと、魔物探知もできるモフモフ犬・にぬきと共に、今日も古都を爆走中だ。ある日、教え子である女子学生の実家トラブルを知った凛子さんは、彼女の家に祀られたお稲荷様を伏見稲荷の山に返すべく動き始めるが…。ほかにも、メディアで活躍する占い師の悪徳霊感商売を諌めたり、ファラオの呪い(?)で空気が澱んだミュージアムの危機を救ったりと、誰よりもよく「みえる」力を発揮して京都の街を陰から救いまくる一教授の事件簿、第2弾!
感想・レビュー
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真理そら
coco夏ko10角
よっしー
もも