出版社内容情報
講談社エッセイ賞受賞の名著、待望の文庫化
地球を宇宙から見つめるように日本語を遠くから捉えて解き明かす、
そんな視点を、著者は常に持っている。
「外人力」とでも呼ぶべきか。
一方、日本語の中へ分け入り、奥まで掘り下げ、
そこで初めて見える世界もあり、本書にはそれが度々表われる。
著者の「探検力」の成果だ。
新星の画家ねっこかなこの挿し絵でも、
遠くの不思議と近くの仲間の奇妙さが張り合い、共鳴している。
さらに一青窈のとびきり鮮やかな解説も加わり、
いよいよ本質が炙り出される。
イビキとクシャミと七面鳥に耳を澄ませば、
誰でも詩人といっしょに言語宇宙を旅できる、
「ぽこり装置」の完成だ。
【編集担当からのおすすめ情報】
講談社エッセイ賞を受賞したアーサー・ビナードさんのエッセイ本が、ついに文庫化されました! ねっこかなこさんの幻想的な挿し絵と、一青窈さんの洒脱な解説の加わった、珠玉の1冊です。ぜひお手にとってください!
内容説明
地球を宇宙から見つめるように日本語を遠くから捉えて解き明かす、そんな視点を、著者は常に持っている。「外人力」とでも呼ぶべきか。一方、日本語の中へ分け入り、奥まで掘り下げ、そこで初めて見える世界もあり、本書にはそれが度々表われる。著者の「探検力」の成果だ。新星の画家ねっこかなこの挿し絵でも、遠くの不思議と近くの仲間の奇妙さが張り合い、共鳴している。さらに一青窈のとびきり鮮やかな解説も加わり、いよいよ本質が炙り出される。イビキとクシャミと七面鳥に耳を澄ませば、誰でも詩人といっしょに言語宇宙を旅できる、「ぽこり装置」の完成だ。
目次
1 海を挟んでつれション
2 メロンの立場
3 夜行バスに浮かぶ
4 鼾感謝祭
5 ターキーに注意
6 おまけのミシシッピ
著者等紹介
ビナード,アーサー[ビナード,アーサー] [Binard,Arthur]
詩人。1967年米国ミシガン州生まれ。早くから詩を書き始め、大学で英文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語でも詩作を開始。第一詩集『釣り上げては』(思潮社)が中原中也賞に選ばれる。『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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