出版社内容情報
鈴木 英治[スズキ エイジ]
著・文・その他
内容説明
血相を変えて飛び込んできた北町奉行所同心・服部左門の一言が、一郎太と神酒藍蔵を絶句させた。これまで、陰になり日向になり、一郎太の身辺を警護してきた弥佑は正面から袈裟懸けに一刀両断されたらしい。検死の結果、遺骸の首筋に針の穴のような跡が見つかる。紫に変色した唇や指先は、弥佑が呼吸困難に陥った兆候だ。トリカブトを塗った吹矢を使用したに違いない、と弥佑の父・照元斎が断言する。下手人は椎葉虎南、初老ながら並外れた業前の持ち主だという。一郎太と藍蔵の必死の探索が始まった。累計24万部!好評書き下ろし痛快時代小説第8弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年静岡県生まれ。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんぶん
25
【図書館】シリーズ、第8弾! 興梠弥祐が死んだ? 悲嘆にくれる一郎太、おのれ、この仇は討たねば。 犯人は椎葉虎南、しかし、それは恐るべき凄腕の忍びだった。 気になっていた行方不明の臼田耕助を苦労の末、葬った。 残るは憎き虎南のみ、果たして、この強敵に勝てるだろうか。 最後の最後に、アッと驚くどんでん返しが・・・ますます、快調な「突きの鬼一」これからどんな曲者が現れるのだろうか、楽しみです。 2023/08/11
ひさか
21
2022年9月小学館時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ8作目。前作から1年2か月ぶり。絶対的な強さを誇る椎葉虎南に興梠弥佑なしで立ち向かう一朗太と濫蔵の話。ラストの対決シーンは圧巻。タイトルの鉄扇がどう関わるんだろうと考えて、そういえば表紙には吹き矢を鉄扇で払う絵があるしな〜と思いながら読み進めて、まぁ当たってましたが、実際には違ってたと言うどんでん返し的なラストにしてやられました。2023/06/02
goodchoice
1
苦しい闘いだった。2023/01/29
好奇心
1
藩主の身分を捨て、忠臣と市井に生きる若殿様、忍びをはじめ、いろいろな剣技を極めた者たちとの活劇時代所説を堪能させて貰った、吹き矢の対抗手段として磁石式鉄扇での対応は発想が面白かった2023/01/09
Masayoshi Arakawa
0
20221223 550 無事読了です⁉️2022/12/23