出版社内容情報
「トガビト」たちの、もうひとつの物語!
セクハラ上司を殴り倒し、晴れて無職となった鳳凰堂マツリカの前に現れたのは、彫刻のように美しい男。彼は「カイネ」と名乗り、マツリカに新しい職場を与えてくれた。「アリギエーリ」――かつて『神曲』をものしたダンテと同じ名をもつそれは、俗な言い方をするならいわゆる人材派遣会社だ。表社会では解決できそうにない事件を、登録済みの「異能使い」たちの力を使って解決する特殊な組織なのだという。とてもカタギの職場とは思えないが、もはやのっぴきならない事情で逃げられなくなってしまったマツリカは、否応なく「アリギエーリ」のエージェントとなるのだった。
さて、マツリカの初仕事は、登録されたばかりの「異能使い」コンビに会い、新規の依頼――都心の地下鉄に現れた謎の異形を討伐するミッション――を受けさせること。ひとりは吸血王子と呼ばれる「元素操作」のミカゲ。もうひとりは「暗殺」の異能持ちのカンナというらしいのだが……。腕っ節とメンタルの強さは常人超えしているものの、マツリカはあくまでも普通の女の子だ(……たぶん)。果たして彼女は「人ならざる者」たちを、鉄拳ひとつで管理できるのか?
内容説明
セクハラ上司を殴り倒して失業中の鳳凰堂マツリカは、喫茶店でカイネと名乗る美しい男にスカウトされた。「君に、お勧めの仕事がある」それは異能使いの人材派遣会社・アリギエーリの仲介係。異能は限られた者のみが持つ超常能力だが、アリギエーリはその力を借り、表で処理できない事案を解決するという。マツリカの初仕事は、登録されたばかりのコンビ―吸血王子で“元素操作”のミカゲと“暗殺”異能持ちのカンナ―に会い、地下鉄に現れた異形を討伐させること、らしいのだが…。果たして彼女は「人ならざる者」達を、鉄拳ひとつで管理できるのか!?
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市生まれ、千葉県育ち。日本大学理工学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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