出版社内容情報
英訳北欧ミステリ最高賞受賞作、第3弾!
2021年「このミステリーがすごい!」海外編第7位、2019年英訳北欧ミステリ最高賞「ペトローナ賞」受賞の、国内外で大人気のミステリ「警部ヴィスティング コールドケース・シリーズ」第3弾をお届けする。
二人の女性に対する暴行・殺人・死体遺棄の罪で服役中の男が、第三の殺人を告白した。殺害した二人の女性と同時期に失踪したもう一人も自分が殺したという。
21年の禁固刑を言い渡されていたその男トム・ケルは、死体を遺棄した場所を自供する見返りに、世界一人道的だと言われるハルデン刑務所への移送を要求した。
ケルが供述した遺棄現場はラルヴィク警察の所轄区域内だった。主任警部ヴィリアム・ヴィスティングらが厳重な警備態勢を敷くなか、国際犯罪捜査局のアドリアン・スティレルや弁護士とともに、ケルが現場に到着した。
ケルには手錠と足枷がつけられていたが、二度も転んだため足枷が外された。自由を得たケルが一瞬の隙をついて走り出すと、直後手榴弾が爆発した。多数の警察官が負傷し混乱する中、ケルは姿を消す。
爆風に吹き飛ばされる直前にヴィスティングが見たのは、森へと走り去るケルだった。
過去に残虐な犯罪を繰り返してきたケルには、アザー・ワン──共犯者がいるとされていた。今回の逃亡にもその人物が関与したと確信した警察は、二人の行方を追い始めた。
【編集担当からのおすすめ情報】
2022年3月、WOWOWで北欧サスペンス「刑事ヴィスティング~殺人鬼の足跡~」の放映が決まった。
「刑事ヴァランダー」以降、北欧で最も人気のある警察物の一つである「ヴィスティング」シリーズの本邦初の映像公開とともに、本作を発表する。
内容説明
二人の女性に対する暴行・殺人・死体遺棄の罪で服役中の男が、第三の殺人を告白した。死体を遺棄した場所を供述する見返りに、世界一人道的とされる刑務所へ身柄を移送しろという。ラルヴィク警察の主任警部ヴィスティングらが警備態勢を敷く中、手足を拘束された男が現場に到着した。転倒を繰り返したため足枷が外されると、一瞬の隙をついて男が走り出す。直後爆発が起こり、男の姿は忽然と消えた。残虐な犯罪を繰り返してきた男には、共犯者がいるとされていた。今回の逃亡にもその人物が関与したのか。目の前で逃亡を許したヴィスティングの追跡が始まる。
著者等紹介
ホルスト,ヨルン・リーエル[ホルスト,ヨルンリーエル] [Horst,Jorn Lier]
1970年、ノルウェー・テレマルク生まれ。ノルウェー警察元上級調査官。「Nokkelvitnet」で2004年にデビュー。2012年に発表したヴィスティング・シリーズ八作目「Jakthundene(邦題『猟犬』)」で、「ガラスの鍵」賞など三冠を受賞した
吉田薫[ヨシダカオル]
関西大学文学部ドイツ文学科卒。英米文学、ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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