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小学館文庫
アイスランド―絶景と幸福の国へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094070835
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

作家・椎名誠「最後のでっかい旅」

南米パタゴニアから北極圏まで、世界を旅した作家・椎名誠“最後のでっかい旅”の目的地は、北欧の島国アイスランドだった。
火山と氷河が織りなす大自然に目をみはり、怪物のような巨大鮫漁に同行。フィヨルドの恐怖的断崖におののきつつ、敬愛する作家ジュール・ヴェルヌの小説の聖地巡礼に胸躍らせる。
そして、厳しい土地でありながら、幸福度や女性の社会進出度ランキングの上位常連国に暮らす人々と語りあってわかった「幸せの国の現実」とは。
著者が撮影した写真も多数収録。
美しい島をめぐり、幸せについて考えた、今だからこそ読みたいアイスランド紀行。椎名誠の海外紀行ここに完結!

内容説明

南米パタゴニアから北極圏まで、世界を旅した作家・椎名誠“最後のでっかい旅”の目的地は北欧の島国アイスランドだった。火山と氷河が織りなす大自然に目をみはり、怪物のような巨大鮫漁に同行し、フィヨルドの恐怖的断崖におののきつつ、敬愛する作家ジュール・ヴェルヌの小説の聖地巡礼に胸躍らせる。そして、厳しい土地でありながら、幸福度や女性の社会進出度ランキングの上位常連国に暮らす人々と語りあってわかった「幸せの国の現実」とは。著者が撮影した写真も多数収録。美しい島をめぐり、幸せについて考えた、今だからこそ読みたいアイスランド紀行。

目次

第1章 旅人は無意味に錯乱思考する
第2章 大地の下の怪物とその上に住む人々
第3章 厳しく美しい北大西洋
第4章 フィヨルドの恐怖的断崖
第5章 大きな目的の場所に近づきながら

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年、東京生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。79年にエッセイ『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。89年『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

113
アイスランドという国について別の著者が書いた本を読んでから興味を持った。著者がアイスランド在住の家族に案内されながら各地を巡る。日本と同じ火山の国で各地に温泉が湧き出している話や、800メートルも超える断崖絶壁のこと、ニシオンデンザメ釣りとその肉を加工する話他どのエピソードも面白かっ。そしてこの国は幸福度が世界で9位ということ。一概に幸福度を様々な東海で図れるものではないが今の日本よりは住みやすそうだ。ただし消費税は25%だが手厚い福祉や医療が約束されている。蒸し暑い天気の日はこんな本は心が涼しい。2022/07/12

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

91
シーナ隊長の「最後のでっかい旅」となれば読まねばなるまい。自分の父親世代であるから、もうそういう時なのだろう。「火と水の国」アイスランド。火山と氷河が隣接する不思議な風景。消費税は25%とめちゃ高いし、野菜はほとんどが海外からの輸入に頼るなど不便な事もある。だけど平和で幸福度ランキングでは常に世界の上位。シーナさんが向けるレンズに写る人々の顔は皆幸せそうだ。ただ、最終章で彼が述べる日本の現在への不満。確かにそういうところもあるけれど、彼も歳をとったなぁと言う感じでした。「あや探」の頃が懐かしい。★★★2021/11/20

あすなろ

81
シーナ氏の最後のでっかい旅。書店面陳で思わず購入し読了の本。幸福度指数がアイスランドは第9位だとのこと。シーナ氏独特の表現満載の中、我が国につき、誰も真剣に幸福な国、幸福な生活は何かを考えないからだとアイスランドの描写と対比交じえ断じて結ぶ氏。ただそのヒントも記してある。幸せというものは、過去・現在・未来に大きく分類されるのだとする。そのうち問題は未来なのだ、と。シーナ氏らしい評価溢れる紀行文としても興味深い一冊であった。氏にまだまだ書いて頂きたいと願うのは僕だけでないだろう。2021/11/14

TATA

42
椎名さん、ホント久しぶりに一読。北の孤島アイスランドで過ごす日々。これが最後の大型紀行ということでこれまでの旅行記をアレコレなぞりながら。テーマは幸福。厳しい自然はアイスランドも日本と同じなんだけど、両国を比較するに際してやたらと日本は世界で一番汚く騒々しい国と繰り返し論じるところはかなり辟易としました。写真は素敵な感じだったのですが、久しぶりの椎名さんはツラい読書になりました。同じ他国から見た幸福論なら高野秀行さんの「未来国家ブータン」の方が好き。高野さんがアイスランド行けばどんな紀行文になるのだろ。2023/09/03

シキモリ

25
椎名誠さんの作品は今作が初読み。私の好きな小説や漫画の舞台でもあるアイスランドを取材した紀行文で、大自然に囲まれた島国の文化や特色を大まかに知り得ることが出来る。世代的に著者の全盛期を知らないのだが、今回は三週間の駆け足旅とあってか、内容的には些か物足りない仕上がり。幸福度ランキング上位の国である所以を探るというテーマだが、その言葉を日本下げの手段に用いており、興覚めしてしまった。我が国の悪い部分を論うのは容易だが、不満ばかり並べ立てる文章を読む為にこのタイトルを手に取る人が果たしてどれ程いるのだろうか。2022/05/20

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