出版社内容情報
かわいい孫ふたりが老同心のお手伝い!
沖田柄十郎は南町奉行所の老同心だ。
いつも溜まり部屋でウトウトしているため、人呼んで、廻らず方の窓際同心。
そんな沖田にも、かわいい盛りの孫がふたりいる。「とら」と「くま」で、いとこ同士だ。
とらは、武芸指南役の父を持つ、十二歳のお転婆娘で、剣は滅法強く、子ども相手には負け知らず。
九歳のくまは、天文方に勤める父の才能を継いで抜群に賢く、蘭語にも堪能だ。
ふたりはいつも奉行所まで歩いて来ては合図の鳩笛を吹き、「じいじ様」を呼び出すのだが、これが沖田にとって嬉しくて仕方ない。
なにせ、目に入れても痛くない孫ふたりに懐かれているのだから。
今日もふたりを連れて日本橋まで足を伸ばせば、やはりおやつに飴をねだってくる。
沖田は顔をとろかしつつ、馴染みの飴細工売りに注文すると、最近新参の細工師に客を取られているというではないか。
励まして別れたはいいが、翌朝、飴細工売りが殺されたとの報せが入る……。
ふたりの孫は、日頃厄介者扱いされているじいじ様に手柄を立てさせてやりたいと、なんと岡っ引きを買って出て!?
【編集担当からのおすすめ情報】
タイトルからコミカルなイメージを受けると思いますが、ラストはしっかり泣ける本格派でもあります!
内容説明
奉行所の老同心・沖田柄十郎は、人呼んで窓際同心。同僚に侮られているが、可愛い盛りの孫、とらとくまのふたりが自慢。十二歳のとらは減法強い剣術遣いで、九歳のくまは蘭語に堪能。ふたりの孫を甘やかすのが生き甲斐だ。今日も沖田は飴をご馳走しようとふたりを連れて、馴染みの飴細工屋までやって来ると、最近新参の商売敵に客を取られていると愚痴をこぼされた。励まして別れたはいいが、翌朝、飴細工売りが殺されたとの報せが。とらとくまは、奉行所で厄介者扱いされているじいじ様に手柄を立てさせてやりたいと、なんと岡っ引きになると言い出した!?
著者等紹介
伊藤尋也[イトウヒロヤ]
1974年、岐阜県明智町(現・恵那市)生まれ。専門学校の講師、市役所の非常勤職員など、職を転々としつつ、常に小説の執筆をし続け、『孫むすめ捕物帳』にて時代小説デビューとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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