小学館文庫<br> 死にたい、ですか

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小学館文庫
死にたい、ですか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094070446
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

自死遺族の苦悩と葛藤をリアルに描く衝撃作

人見由愛の兄・典洋が高校でのいじめに耐えられず、自ら命を絶ってから4年後の家族の物語。由愛は高校3年。兄の心の声に気づけなかった自分を責めながらも、親友の三葉に救われながら前向きに生きている。母親の伊代は今も息子の死を受け入れられず、無念をはらそうと裁判を起こす。家庭も仕事もうまくいかない父親はアルコールに依存。家族は崩壊寸前だった。
一方、伊代からの依頼で典洋の裁判を取材することになった新聞記者・大同要もまた、自身のトラウマと葛藤し、カウンセリングに通う日々。記者として裁判を傍聴するうち、次第に人見一家に深入りしていく。そして由愛のまっすぐな生き方に、要のかたくなな心も動き始める。
裁判では、典洋をいじめた首謀者の同級生、当時の担任、顧問、かつては典洋の親友でもあった由愛の初恋相手の翔が、証言台に立っていく。誰一人いじめを認めないまま淡々と続く裁判。このままでは何一つ変わらない、私たち家族が沈んでいくだけ、と悟った由愛は、ある重大な決意をするが……。
文庫化にあたり、お笑いタレントの白鳥久美子氏が巻末解説を特別寄稿。いじめを経験したからこその視点で物語を読み解く。


【編集担当からのおすすめ情報】
やり場のない悲しさと怒りを抱えながらも、希望の光に手を伸ばし続ける由愛たちの物語は、まるで、今という時代を生きる私たちへのメッセージのようです。
児童文学のベストセラー作家、野間児童文芸賞受賞の著者は、自身も壮絶ないじめ、虐待の被害者でした。その経験、熱い想いを、一般文芸デビュー作の本作に込めてくださいました。
いじめ遺族の問題に切り込んだ意欲作、待望の文庫化です。
いじめ被害の経験を持つ、白鳥久美子さんの解説原稿も胸に迫ります。

内容説明

兄・典洋は4年前いじめを苦にして自死。高校3年生になった由愛は、兄への自責の念を持ちながらも、前向きに生きようともがいている。母親の伊代は今も息子の死を受け入れられず、裁判を起こす。家庭も仕事もうまくいかない父親はアルコールに依存。家族は崩壊寸前だった。一方、典洋の裁判を取材する新聞記者・大同要も自身の幼少期からのトラウマと葛藤していた。誰一人いじめを認めない裁判で、由愛はある決心をする。由愛の心からの叫びに母は、父は…。自死遺族の問題を描いた衝撃作、待望の文庫化。解説は、いじめ被害の経験を持つ芸人の白鳥久美子氏。

著者等紹介

村上しいこ[ムラカミシイコ]
1969年三重県生まれ。「かめきちのおまかせ自由研究」(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞受賞。「れいぞうこのなつやすみ」(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞受賞。「うたうとは小さないのちひろいあげ」(講談社)で第53回野間児童文芸賞受賞。「こんとんじいちゃんの裏庭」(小学館)で第4回日本児童ペンクラブ少年小説賞受賞。YA作品、児童文芸作品著書多数。松阪市ブランド大使、特定非営利活動法人『子どもの自立を支援する会・くれよん』顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜桜キハ

26
いじめによって自殺した兄。 母は、いじめっ子に「いじめ」を認めさせたい一心で裁判に通う。 まるで裁判に勝っていじめっ子を謝らせたら兄が生き返るかのように、兄の裁判しか考えられなくなった母、アルコール依存症になってしまった父──。 妹、由愛の家族は崩壊寸前だった。 「死にたい、ですか」読んでいくとこの言葉が投げかけられる。 いじめについて、死について。 考えさせられる深き感動小説です。2022/12/22

kuma

12
読み進めるのが辛かった。2023/09/24

こばゆみ

9
んーーー結局何が言いたかったのかなーと思ってしまった💦いじめを苦に自殺した典洋の母が、学校と加害者を相手取り裁判を起こす、それを取材する新聞記者、兄の死を期に崩壊した家族を憂う妹、反省する気のない加害者たち…いろんな話題が出てくるのだけれど、どれも中途半端な気がして😅恋愛要素もあるし、中高生ならば興味深く読むのかな、、、2021/08/21

タキ

5
うーん個人的にはイマイチ。こういういじめを扱った小説は、ちゃんとそれまでは上手くいっていた家族が崩壊していく過程をきっちり書かないとあまり入っていけないし、結果としてクサい台詞の応酬に陥り説得力がなくなってしまうんじゃないかと思う。裁判のシーン、個人の罪悪感と組織のしがらみで言いたい事を何も証言出来ない様は裁判のシステムそのものがいじめを肯定しているようで読んでてなかなか辛かった…。2021/09/20

くらーく

3
初読み作家さん。結構、重い題材を扱っているけど、ぐいぐいと引っ張る筆力があるんじゃないかなあ。 まあ、主人公のラブロマンス?はどうかと思わない事も無いけど、それはオジサンだから思うのかも。若い人はピュアなんだね。 しかし、どうしてそんなにいじめがあるのかねえ。小説だけど、実際にそんなにいじめがあるのかなあ。自分(達?)の子供のころもいじめはありましたが、一方で、弱いものいじめは卑怯だ、と言う教えもあったけどなあ。2021/08/12

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