出版社内容情報
創業家社長と老エンジニアの企業再生物語
組織とは? 経営とは? 人事とは?
すべての答えが、このストーリーにある――
「運転のことも分からない人に、クルマのことをああだこうだと言われたくない」
豊田章男にとってテストドライバー・成瀬弘との出会いは、衝撃だった。叱責のあと成瀬は続けた。「月に一度でもいい、もしその気があるなら、俺が運転を教えるよ」
こうして始まったドライビング・レッスンを通じ、豊田は「クルマとは何か」「ものづくりとは何か」を学んでいく。豊田の社長就任から約1年後の2010年6月23日、役目を終えるように、成瀬は67年の生涯を終えた。
<まさに、事実は小説より奇なり。そして、実際に起きてしまった出来事は、時として、つくりものの物語をはるかに凌ぐドラマティックな展開を見せる。成瀬氏と豊田社長もそうだった>(解説・重松清)
59年ぶりの赤字転落、レクサス暴走事故ほか、窮地に陥った巨大企業の再生物語。
内容説明
「運転のことも分からない人に、クルマのことをああだこうだと言われたくない」。豊田章男にとってテストドライバー・成瀬弘との出会いは、衝撃だった。叱責のあと、成瀬はこう続けた。「月に一度でもいい、もしその気があるなら、俺が運転を教えるよ」こうして始まったドライビング・レッスンを通じ、豊田は「クルマとは何か」「ものづくりとは何か」を学んでいく。豊田の社長就任から1年後の2010年6月23日、役目を終えるように、成瀬は67年の生涯を終えた。59年ぶりの赤字転落、レクサス暴走事故ほか、窮地に陥った巨大企業の再生物語。
目次
第1章 運転の師
第2章 幻の第七技術部
第3章 聖地ニュルブルクリンクへ
第4章 社長育成
第5章 幸福な時間
第6章 弔辞
著者等紹介
稲泉連[イナイズミレン]
1979年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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