小学館文庫 小学館時代小説文庫<br> まねき通り十二景

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小学館文庫 小学館時代小説文庫
まねき通り十二景

  • 山本 一力【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 小学館(2021/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094068726
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

粋なお節介で、深川はまわる!

言えば伝わる。でも、言わなくても伝わる町がある――。
時は天保七年、舞台は江戸・深川を東西に走るまねき通り。十四の店が肩を寄せ合うように軒を連ねるその通りでは、様々な事情を抱えた商い人たちが見栄と心意気をよすがにして懸命に日々を重ねていた。町唯一の駄菓子屋の主人である徳兵衛は根っからの子ども好きでありながら、子どもが寄り付かないほどの偏屈者。しかし、一度誰かと約束を交わせば、たとえ百文の凧に二百文出されても決して売らずにとっておくというどこまでも義理堅い男でもあった。この年の端午の節句、徳兵衛はそれまでと同じように名前を明かさずに、湯屋に来た子どもたちのために駄菓子を差し入れたのだが……。その他、亭主の色里通いを静かに見守る豆腐屋の女将、祭りが控えているとあらば神輿担ぎたさに商売そっちのけとなる鰻屋、嵐の夜でも客のためなら喜んで駆けつける駕籠宿の夫婦など、深川ならではの「粋」な面々が織りなす、笑いあり涙ありの十二ヵ月

【編集担当からのおすすめ情報】
直木賞作家が自ら「格別に好きな一作」と語る
珠玉の人情物語。
解説は、文芸評論家の末國善巳氏です。

内容説明

言えば伝わる。でも言わなくても伝わる町がある―。深川を東西に走るまねき通り。十四の店が肩を寄せ合うその通りでは、様々な事情を抱えた商い人たちが見栄と心意気をよすがに日々を重ねていた。駄菓子屋を営む徳兵衛は子どもが寄り付かないほどの偏屈者。しかし一度交わした約束は誰が相手でも絶対に守る義理堅い男でもあった。この年の端午の節句にも徳兵衛は名を明かさず、子どもたちへ駄菓子を差し入れるのだが…。その他、亭主の色里通いを見守る豆腐屋女将、祭とあらば商売そっちのけの鰻屋など、深川ならではの粋な面々が織りなす十二ヵ月の人情物語。

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県生まれ。様々な職業を経て97年『蒼龍』で第七七回オール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。2002年『あかね空』で第一二六回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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onasu

15
解説の末國によると時代小説の一ジャンル、横丁ものとでも言うものが久しぶりなら、山本一力さんも9年ぶり。(読メ、こういう時に便利)  冬木町まねき通り(架空)13軒の店と仙台堀を渡った先の湯屋からなる十二景は、各月でそれぞれの店が綴られていくが、一応の主人公は初話の駄菓子屋の老主人。堅物で子供が寄りつかないという家業に似つかわしくなさそうだが…。  人情、風物詩、恋に夫婦愛、子宝と取りそろえられた佳作で、久しぶりに江戸の町を味わって来られました。2022/04/15

BLANCA

13
天保七年、江戸深川のまねき通りで店を営む人々の十二か月。私は「初天神」「天の川」が好きです。時代小説が苦手な私ですが、お気に入りの皆様が時代小説の面白い感想をたくさん書かれていて、何か読んでみたくなりました。皆様からすると入門編でしょうか。こんな私でも読み易かったです。2021/04/13

さく

11
それぞれに思いやりや優しさがあり、江戸の片隅で生きる人々に思いを馳せます。父が出稼ぎでいない寂しさを思い、大凧揚げに心を寄せる。帰って来た父を嬉しそうに見る子の姿が目に浮かぶようです。2021/04/23

座敷童

10
お江戸のある一年を切り取ったようなお話。 微笑ましい人々の生活を覗き見しているかのようでした。2021/05/12

HaruNuevo

9
江戸はまねき通りで商いを営む市井の人々の姿を、暦に合わせて12景切り取った短編集。大きな事件が起こるわけではなし、ドラマチックな展開があるわけでなし、さらに12の景色は、はっきりとした結論や明らかな結末を描写することなく、読者に問いを投げかけるように終わる。淡々とした雰囲気でありながら、裏に人情、愛情、矜持を濃密に描いた本作は、これまで読んできた一力さんの作品とは少し違う、でも紛れもない傑作であると思う。再読必至。2021/04/12

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