小学館文庫<br> 銀しゃり (新装版)

個数:
電子版価格
¥1,001
  • 電書あり

小学館文庫
銀しゃり (新装版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 06時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 481p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094068429
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

鮨職人の心意気と江戸の人情、ここにあり!

天明から元号が寛政へと改元された一月下旬、鮨職人の新吉は、深川・亀久橋のたもとに「三ツ木鮨」の看板を掲げた。「吉野家」の親方から受け継いだのは、酢に砂糖を用いたほどよい甘さが人気の鮨だ。伝統の味を守るため、日々精進を重ねる新吉だったが、土地に馴染みのないこともあり開業早々から苦戦してしまう。さらに、公儀が武家の借金を棒引きにする「棄損令」を発布したことにより、江戸にはたちまち不景気風が吹き荒れだす。大きな痛手を負う新吉だが、ふとしたきっかけで旗本勘定方祐筆・小西秋之助と出会い、かきの皮を使った合わせ酢を教わる。それを活かそうと試行錯誤を重ねた新吉のかき鮨は、徐々に町方からの評判を生んでいく。「棄損令」に思い悩んでいた秋之助も、新吉の商いが軌道にのることで世のために役に立つことができたと喜びを噛みしめていった。生きる世界が違えども、互いの生き様を通して信頼し合っていく新吉と秋之助。そこには男たちの仕事にかける熱い心意気があった。職人の誇りをかけ日々奮闘する新吉と、長屋に暮らす仲間たちとが織りなす感涙の人情時代小説。解説は末國善巳氏。

【編集担当からのおすすめ情報】
直木賞作家が描く、最高の職人魂!

内容説明

深川亀久橋のたもとに「三ツ木鮨」の看板を掲げた鮨職人・新吉は、親方から受け継いだ柿鮨の伝統と味を守り、日々精進を重ねていた。土地に馴染みのないこともあり開業早々から苦戦するも、旗本勘定方祐筆・小西秋之助から得た知識を活かし、鮨酢に柿の皮を使うとおいしさの評判は徐々に広がっていく。さらに、自らの職務と信念の間で思い悩む秋之助も、新吉の商いが軌道にのることで町方の役に立てたと、喜びを噛み締めていた。仕事へ掛ける心意気に共通点を感じた新吉と秋之助は、町人と武士という立場を超え、次第に友情を深めてゆく。

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県生まれ。様々な職業を経て97年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。2002年『あかね空』で第一二六回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともくん

43
江戸深川の人情は勿論だが、清々しさ、情熱も感じられる作品。 新吉からは、職人のひたむきさや、努力の積み重ねの大切なことが、ひしひしと伝わってきた。 山本一力、お得意の人情もの。2022/08/14

なおお

7
女性の時代小説家のものを続けて読んだあとでの山本一力さん、辛口の日本酒の様なキリッとした文章に感じた。作家の暖かく穏やかな人格が表れているような登場人物たち。心温まる話が進む。武家と町人の心の交流も良い。最終盤の展開はちょっと出来すぎだが、まぁ良しとしよう。江戸時代の武家や庶民の暮らしを覗くのは楽しい。2021/09/03

キューカンバー

5
楽しく読了しました。2023/03/27

19720624

3
上司の命令で理不尽な要求を通さなければいけない下級武士。どう考えてもこっちに非があるのに誠心誠意で頼み込むことで解決する。日頃の自分と全然違うやり方に背筋が伸びる思い。2023/03/19

black&blue

1
いかにもの「べらんめえ」口調が鼻をつく。作者が江戸っ子でないだけに過剰な「べらんめえ」が下品でうるさい。この作者は毎回そうだが、いかにもの「人情」が、うっとうしい。ストーリー展開も、あまりに都合がよすぎ、偶然が多すぎて、しらける。エラソーに人生を語られるのに辟易する。このレベルで直木賞作家とよくも言えるものだ。この程度の文庫本が1000円とは高すぎる。時代小説の読者のレベルをおちょくっているのだろうか。2022/05/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16744509
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。