小学館文庫<br> 私はあなたの記憶のなかに

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小学館文庫
私はあなたの記憶のなかに

  • 角田 光代【著】
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  • 小学館(2020/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094068238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

角田ワールド全開!「記憶」をめぐる小説集

<「さがさないで。私はあなたの記憶のなかに消えます」と言って姿を消した妻をさがす旅に出る僕>ーー(表題作)。<初子さんは扉のような人だった。小学生だった私に、扉の向こうの世界を教えてくれた>ーー「父とガムと彼女」。<K和田くんは消しゴムのような男の子だった。他人の弱さに共振して自分をすり減らす>ーー「猫男」。<イワナさんは母の恋人だった。私は、母にふられた彼と遊んであげることにしたーー「水曜日の恋人」ほか4篇。角田光代の小説世界を存分に味わえる読み応えたっぷりの小説集。

内容説明

短篇の名手・角田光代の魅力が溢れる傑作八篇を収録。父とガムと彼女―初子さんは扉のような人だった。小学生だった私に、扉の向こうの世界があることを教えてくれた。/猫男―K和田くんは消しゴムのような男の子だった。他人の弱さに共振して自分をすり減らす。/水曜日の恋人―イワナさんは母の恋人だった。私は、母にふられた彼と遊んであげることにした。/地上発、宇宙経由―大学生・人妻・夫・元恋人。さまざまな男女の過去と現在が織りなす携帯メールの物語。/私はあなたの記憶のなかに―姿を消した妻の書置きを読んで、ぼくは記憶をさかのぼる旅に出た。(ほか三篇)

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年生まれ。主な小説作品に、『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(直木賞)、『ロック母』(表題作で川端康成文学賞)、『八日目の〓』(中央公論文芸賞)、『ツリーハウス』(伊藤整文学賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)、『かなたの子』(泉鏡花文学賞)、『私のなかの彼女』(河合隼雄物語賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ミカママ

581
つい先だって読んだ池澤夏樹氏の角田評に「角田さんは本当に人が好きなんだなぁ。人間の楽しみや苦しみにまつわるあれやこれやが」(ウロ覚え)というのがあったが、まさにそんな感じ。そして彼女の作品を好きなわたしも、原点はそこなのかなぁと。イジメのシーンは読んでいてつらい。こういう構造は、太古の昔から未来永劫変わらんのだろうな、という暗鬱とした気分に。人間描写の秀逸な点を除けばまったく関連のない短編集なので、いちにち一編という読み方が正解。2022/02/16

のり

78
8話からなる短編集。1996〜2008に掲載された作品なので時代背景が異なる。共通は想い出・記憶である。誰にでも忘れ難い人や出来事がある。それは良い事ばかりとは限らない。過去だったり進行形だったり、背負うことすらある。8話通して旨味も苦味も感じさせてくれる。「空のクロール」「地上発、宇宙経由」が特に好みだった。2021/06/28

毎日パン

74
久々に角田光代さんの作品を読みました!「地上発、宇宙経由」が一番よかったです。自分の記憶にある角田さんの作品のイメージとは少し違っていました。こんな感じでしたっけ??どの話も少し不思議な感覚になる話でした。2022/12/20

masa

65
気がつけば何かを得るより失くしていくばかりで、人生が明確に引き算になったのはいつからだろう。生まれたときにはゼロだったはずで、だったら僕はいつピークを迎えたというのだろう。どうやら満足するほども何かを成し遂げないままに、終わっていくようだ。おまけに僕の記憶は曖昧でどんどん思い出せなくなる。お気に入りの一行で一冊を作れそうなくらい沢山の本を読んできたのに、うっかり間違えて前に読んだ本を買ったりする。それなのに君と築き損ねた習慣と信頼は歪な形で僕に染みついて、音や匂いや景色、五感をトリガーに何度でも蘇るんだ。2022/08/13

mayu

64
短編集。表題作がすごく好み。「私はあなたの記憶のなかに」そんな書き置きを残して、姿を消した妻。妻との思い出の場所を訪ねる夫。孤独で、なんだか心許ないけど、そこには悲壮感はない。旅路で出会った女性たちに、少しずつ妻の面影を探している。結局はひとりのままなのかもしれない。だけど、失ったとしても、記憶は決してひとりにはしない。誰かと過ごした大切だと思える記憶があれば、その先も生きていけるものなのかもしれないと思う。このお話のもつ儚さに惹かれる。2023/05/27

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