小学館文庫 小学館時代小説文庫<br> からころも―万葉集歌解き譚

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小学館文庫 小学館時代小説文庫
からころも―万葉集歌解き譚

  • 篠 綾子【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094067729
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

万葉集の歌の数々が味わえる!新シリーズ。

日本橋の伊勢屋で奉公する助松には、父親の大五郎がいた。しかし、一年半前に伊勢屋の仕事で富山に出かけたまま、行方不明になっていた。父は、助松に日記を残していた。このことは決して他人に話さないように言われた。日記には和歌らしきものがいくつも書かれている。
伊勢屋の一人娘しづ子は助松より六歳上で、和歌が好きで賀茂真淵に学んでいた。そして、店の大切な客人である占い師の葛木多陽人も和歌に造詣が深かった。多陽人は京都生まれの京都育ちで、回りがぽかんと見惚れてしまう程の美男子だった。
助松は、二人に事情を知らせずに日記に記された歌の意味を少しずつ、教わっていた。
ある日、体調を崩した大友主税という若い侍を助けたことがきっかけで、しづ子に和歌を学びに主税が訪れるようになった。しかし、主税がしづ子に近づいたのは別の理由があったのだった。
その後、しづ子は密かに姿をくらましてしまう。
大五郎としづ子の失踪には、関連があったのだ。
日記に記された和歌の数々には、どんな意味があったのか。
一連の謎は解き明かされるのか――。
万葉集の和歌が面白さが判る、新シリーズ!







【編集担当からのおすすめ情報】
万葉集の和歌がたくさん紹介されていて、万葉集の奥深い世界に触れることができる小説です。

内容説明

助松の父・大五郎は日本橋の薬種問屋・伊勢屋の手代だったが、一年半前に富山に出かけ行方不明となった。一人残された伊勢屋の小僧となった助松は、父から誰にも見せぬように言われた日記を預かっていた。なかには万葉集の和歌も綴られていた。助松に歌の意味を教えたのは、伊勢屋の娘しづ子と客の葛木多陽人だった。ある偶然から、しづ子は大友主税と名乗る侍と知り合い、頼まれて歌の手ほどきをするようになるが、今度はしづ子が家を出て行ってしまう。そして大五郎としづ子の失踪には、関係があった。二人の行方は?万葉和歌の魅力を伝える新シリーズ!

著者等紹介

篠綾子[シノアヤコ]
埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。著書に、『月蝕 在原業平歌解き譚』『青山に在り』(第一回日本歴史時代作家協会賞作品賞)など。シリーズ物に「更紗屋おりん雛形帖」(2017年第六回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞)、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

53
篠綾子さんの作品で男性主人公は初めて読んだ。まだ小さい子供だったけど。もっと万葉集の和歌が出てくるのかと思ったけど、思ってたほどではなかった。それより万葉集に4000以上入ってる事にビックリ。2020/12/02

kagetrasama-aoi(葵・橘)

40
からころも「万葉集歌解き譚 第一巻」主人公は薬種問屋・伊勢屋の小僧の助松。父が失踪して、その謎を解くお話。伊勢屋のお嬢さんのしず子が万葉集好きの歌を語らせたら止まらない( ☆∀☆)。うーん、その設定必要なのかな?作者が蘊蓄披露したいだけな気もする(笑)。陰陽師の末裔の“葛木多陽人”がとっても気になります。事件の黒幕の正体が判明するまで読むことになりそうです(*^^*)。2021/09/15

rosetta

31
万葉集の歌に隠された謎を解くのかと思ったら、場面に合わせて引用された歌の繋がりを解く話だった。日本橋の油屋伊勢屋は十年前から富山の薬種問屋と取引を始め身代を大きくした。一年半前に富山に研修に旅立ち行方知れずになった大五郎の残された幼い息子助松は父の残した書き置きに挟まれた万葉集の歌の意味を伊勢屋の娘しづ子に教わる。十年前の富山での騒動の真相は?しづ子の推し図りは当たっていたのか?幼い丁稚が住み込みでなく長屋で一人暮らししていること、商家の娘であるしづ子が助松をそなたと呼ぶこと、その不自然さには慣れなかった2023/04/19

りー

26
「えっ、その謎については以下次巻なんですか!?」と作者さんの袖を引っ張りたくなってしまいました。本当の黒は誰だ?というところで終わり。面白いキャラクターがたくさん出てきますが、実は主人公(?)の薬問屋の小僧さんが一番潜在能力高いのではないかと思います。万葉集は…歌を知っていても知らなくても今のところ筋にはあまり関係なく読めるかなと。続きが読みたいです。2021/04/13

紅香

22
『初春の令月にして気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす』助松と一緒に万葉集を学ぼうと帯にあるように楽しく読めた一冊。令和が万葉集からの引用なのは周知の事実。素通りしていたあの頃の私は何を寝ぼけていたのだろう。言葉の意味、その願い、風景が見えなかったなんて。。すべてがお守りのような言葉で、その言葉を唱えるだけで心が静まるような。。こう思ったら恋だとか。新しい年を願うときはこの和歌を贈ろうとか。4500首の言の葉から降りそそぐ光は何て心強い味方なのだろう。次はどんな和歌が、、楽しみ。2023/06/05

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