出版社内容情報
♯MeToo時代の傑作歴史ミステリー!
現代以上に女性差別著しい、1921年のインド。パールシーの一族の出身で、ボンベイ唯一の女性弁護士のパーヴィーン・ミストリーは、女性であるが故に法廷に立てず、父親の事務所で事務弁護士として働いていた。結婚の失敗という苦い過去を引きずりながらも、いつか父親のような弁護士になることを目指していた彼女は、ムスリムの実業家の屋敷に暮らす三人の未亡人たちの遺産管理のため、高級住宅街マラバー・ヒルを訪れた。想像以上に閉鎖的な生活を送る彼女たちの役に立とうと決意した矢先、屋敷の中で殺人事件が起こる。パーヴィーンは、自分自身のトラウマと対峙しながらも、事件解決に奔走するが……。
「レイ・シムラ」シリーズの著者による♯MeToo時代の歴史ミステリシリーズ第1弾。アガサ賞歴史小説部門大賞、メアリー・ヒギンズ・クラーク賞など受賞多数、各紙で絶賛の話題作。
内容説明
一九二一年、インド。ボンベイで唯一の女性弁護士パーヴィーンは女性だという理由で法廷に立てず、父親の法律事務所で事務弁護士として働いていた。ある日、父の顧客だった実業家の遺産管理のため、三人の未亡人たちが暮らす高級住宅地マラバー・ヒルの屋敷へ赴く。厳格なムスリムの彼女たちは女性居住区域に籠もり、男性との接触も許されていなかった。そして訪問の直後、屋敷で密室殺人が起きる。パーヴィーンは自身の心の傷と向き合いながら、事件解決のために奔走する。アガサ賞、メアリー・H・クラーク賞受賞、#MeToo時代の傑作歴史ミステリ!
著者等紹介
マッシー,スジャータ[マッシー,スジャータ] [Massey,Sujata]
1964年、インド人とドイツ人の両親のもと、英国に生まれる。五歳の時にアメリカに移住、ジョンズ・ホプキンズ大学で学士号を取得。新聞記者、日本での英語教師などを経て、97年に日系アメリカ人レイ・シムラを主人公に、日本を舞台にした『雪 殺人事件』でデビュー。同作はアガサ賞を受賞
林香織[ハヤシカオリ]
1958年生まれ。須麻カオルの名でロマンスの翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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