小学館文庫<br> 娘を呑んだ道

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小学館文庫
娘を呑んだ道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094067057
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

出版社内容情報

2019年「ガラスの鍵」賞受賞作!

3年前、スウェーデン北部の村、グリマストレスクで17歳の少女・リナが失踪した。
地元の学校で数学教師をする少女の父親・レレは、3年たった今も単独で娘の捜索を続けていた。
少女が失踪した朝、シルヴァーロード沿いのバス停までリナを送っていったのは父親だった。
娘をバス停で降ろしてからバスが来るまで15分、その間に誰かに連れ去られたのだろうというのが警察の見解だった。娘はバスに乗らなかった。

同じ頃、グリマストレスクに流れ着いた母娘がいた。
娘のメイヤは母親が男を変えるたび何度となく引っ越しをくり返してきたが、こんな遠くまでやって来たのは初めてだった。
母親のシリヤはこれが最後だと言った。
母親の新しい相手はトルビョルンと言った。メイヤからすれば祖父といってもおかしくない年齢だった。

その夏、リナが失踪したシルヴァーロードからほど近い場所で、17歳の少女・ハンナが行方不明になった。
この事件をきっかけに、レレとメイヤの運命が大きく動き出す――。

子を思う親の狂気が招いた悲劇を、北部スウェーデンの暗澹とした風土とともに描き出した、大型新人デビュー作。

2018年、スウェーデン推理作家アカデミー「最優秀犯罪小説賞」受賞。
2019年、北欧ミステリーの最高賞「ガラスの鍵」賞受賞。
同年スウェーデン「ブック・オブ・ザ・イヤー」に輝いた傑作スリラー!

内容説明

三年前、スウェーデン北部の村で十七歳の少女・リナが失踪した。地元の高校で数学を教える父親のレレは、今も単独で娘の捜索を続けていた。同じ頃、村に流れ着いた母娘がいた。母親が男を変えるたび、娘のメイヤもあちこち転々としてきたが、これほど遠くまで来たことはなかった。その夏、リナが失踪した国道からほど近い場所でまたひとり少女が消えた。この事件をきっかけに、レレとメイヤの運命が大きく動き出す。スウェーデン推理作家アカデミー「最優秀犯罪小説賞」、「ガラスの鍵」賞、スウェーデン「ブック・オブ・ザ・イヤー」に輝いた傑作スリラー!

著者等紹介

ジャクソン,スティーナ[ジャクソン,スティーナ] [Jackson,Stina]
1983年、スウェーデン北部の町シェレフテオ生まれ。2006年に米国コロラド州デンバーに移住。18年、デビュー作『娘を呑んだ道』を上梓。同作で18年、スウェーデン推理作家アカデミー「最優秀犯罪小説賞」を受賞。翌19年には「ガラスの鍵」賞を受賞し、同年スウェーデン「ブック・オブ・ザ・イヤー」にも輝く

田口俊樹[タグチトシキ]
1950年、奈良県生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

101
スウェーデン北部の森林地帯を舞台にした 北欧ミステリーである。失踪した娘リナを 探し続けるレレと、村に流れ着いた娘メイヤの 視点で 物語は進む… この二人がクロスした時 事件は 大きく動く。愛する娘が目の前から 突然消えた心の痛みが 主題のミステリーだが、全編を覆う深い霧のイメージが いかにも北欧の雰囲気満載の物語だった。2023/06/08

のぶ

89
全体の雰囲気は暗いが、まあ面白い作品だった。構成はシンプルで簡単にまとめれば、地元グリマストレスクの学校で数学教師をする主人公のレレが、3年前に失踪した娘のリナをずっと捜し続ける話。その頃、グリマストレスクに二人の母子、母のメイヤと娘のシリアがやってくる。物語はレレとメイヤの視点から語られていく。前半部分は展開が単調なので、やや退屈。中盤になり、リナが失踪した場所からほど近いところでまた一人の娘が消える。その辺から物語が大きく動き出す。全体を通して、レレの孤独感を深く感じさせる一冊だった。2020/10/17

タツ フカガワ

60
3年前、スウェーデン北部の村で起きた17歳リナの失踪事件。数学教師の父ソソは、その間休職して一人娘の捜索を続けるがいまだ手掛かりはない。が、村にシリヤと17歳の娘メイヤが移り住んできたころから、事態は徐々に進展を見せ始める。ソソとメイヤを軸に進んでいく物語、結構重苦しかったです。原題は『シルヴァー・ロード』。ソソがリナを探し回った道の名前で、最後にその道を過ぎるソソとメイヤの姿にある切なさを感じながら読了。余韻の深い本でした。2023/01/01

キムチ

59
最近 題名酷似の北欧小説。これもかと思いつつ読むが 訳?原文?贅肉の文章が多く読み飛ばし多々あり。事件は一つ、従い 解決に至る過程の部分は少なく、娘を失った喪失感にくれ、日常を「捜査の日々」に費やす父親レレの心情や生活が描かれる。併行し、「ケースワーク的内容」満載の母子、シリヤとメイヤの状況が語られる。この分厚さで登場人物がこれ・・半分で○○だなと推せる。その後は唾棄するような描写ありぃの共感できない内容多いまま 流れは大海へ。 もっとも背景は北欧の森と来て、凄惨な現実と美しい自然の対比が痛く慄きすら 2020/10/26

しゃお

42
3年前に消えた娘を捜し続けるレレの悲痛な想いが、北欧のどこか底が知れないように感じる自然と共に胸に迫るというか、迫り過ぎてレレと同じように痛かった。一方、メイヤがこれまで持つ事が出来なかった平穏を求める姿にも痛み似たものを覚えながら、決して明るい結末は求める事は出来ないと思いつつも、森の闇に飲み込まれるように没頭させられました。果たしてレレが捜し求めた娘は。そしてメイヤが求めていた愛の行方は。暗闇の中でも消えない光は煙草の炎のように小さいけれど、それは確かにそこにあると信じれれば生きていく力に。。。2020/09/14

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