小学館文庫<br> 脱出老人―フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち

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小学館文庫
脱出老人―フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066050
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

高齢化社会の将来を占う渾身ルポルタージュ

一年中温暖、物価は日本の3~5分の1、やさしく明るい国民性、原発ゼロ、年の差婚当たり前。日本で寂しく貧しく苦しい老後を過ごすなら、いっそのことフィリピンで幸せな老後を送りたいと、日本脱出の道を選んだ高齢者たちは少なくない。はたして、老後の楽園はフィリピンにあるのだろうか。

果たして、現実は……。

恋人候補200人のナンパおじさん、19歳の妻と1歳の息子と、スラムで芋の葉を食べて暮らす元大手企業サラリーマン、東日本大震災を機に、東北から原発ゼロのフィリピンに移住した夫婦。ゴミ屋敷暮らしだった母親をセブ島に住まわせる娘、24歳年下妻とゴルフ三昧の元警察官。90歳の認知症の母親をフィリピン人メイドと介護する夫婦、「美しい島」で孤独死を選んだ元高校英語女性教師……。さまざまな「脱出老人」のジェットコースター人生を、開高健ノンフィクション賞受賞作家が、フィリピン&日本で3年間にわたり徹底取材した衝撃のノンフィクション。

「老後の幸せ」「人間の幸福感」とは何かを浮き彫りにする、話題作。
解説は、映画監督の崔洋一。

内容説明

日本で寂しく貧しい老後を過ごすなら、一年中温暖、物価は日本の三~五分の一、年の差婚は当たり前のフィリピンで幸せな老後を送りたいと、日本脱出の道を選んだ高齢者たち。はたして「老後の楽園」は本当にあるのか。スラムで芋の葉を食べて妻子と暮らす元大手企業サラリーマン、東日本大震災を機に原発のないフィリピンに移住した夫婦、認知症の母をメイドと介護する息子、「美しい島」で孤独死を選んだ元教師…。様々な「脱出老人」のジェットコースター人生を、開高健ノンフィクション賞作家が、徹底取材した衝撃のノンフィクション。

目次

第1章 寂しさからの脱出
第2章 借金からの脱出
第3章 閉塞感からの脱出
第4章 北国からの脱出
第5章 ゴミ屋敷からの脱出
第6章 介護疲れからの脱出
第7章 美しい島へ

著者等紹介

水谷竹秀[ミズタニタケヒデ]
ノンフィクションライター。1975年三重県生まれ。上智大学外国語学部卒業後、カメラマン、フィリピンでの新聞記者などを経てフリーに。2011年『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』で開高健ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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