小学館文庫<br> ガラスの虎たち

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小学館文庫
ガラスの虎たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066029
  • NDC分類 963
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ノスタルジックでやるせない傑作ミステリー

1978年12月、バルセロナの貧困地区で一人の少年が殺された。それから37年後、二人の男は偶然再会した。一人は人生の成功者として、一人は人生の落伍者として。彼らは幼い頃に親友として同じ団地で過ごし、12歳の時に罪を犯して、まわりの大人の思惑で離ればなれとなっていた。そしてその再会から、全ての歯車が狂い始めた……。
『死んだ人形たちの季節』『ある自殺』のベストセラー作家が、友情とは? 贖罪とは? 家族とは? を問う、ノスタルジックでやるせない、スペイン発傑作ミステリー。

内容説明

フランコの死後も独裁体制が尾を引く七〇年代末、バルセロナ郊外の貧困地区に暮らす十二歳―学校の人気者・ビクトルといじめられっ子のフアンペは、対照的な少年ながら周囲も羨むほど強い絆で結ばれていた。二人が共に、ある罪を犯すまでは。三十七年後、ビクトルは過去を葬り成功者としての地位を築いていた。一方フアンペは、一人で罪を被り悲劇的な人生を送っていた。思いがけない二人の再会から、すべての歯車が狂いだす…。ベストセラー『死んだ人形たちの季節』の著者が友情と贖罪をノスタルジックに描く、スペイン発傑作ミステリ。

著者等紹介

ヒル,トニ[ヒル,トニ] [Hill,Toni]
1966年、バルセロナ生まれ。心理学の学位を取得後、大手出版社ランダムハウス・モンダドリで文芸翻訳者として十年間働く。2011年に『死んだ人形たちの季節』で小説家デビュー、スペインでベストセラーとなる

村岡直子[ムラオカナオコ]
兵庫県出身、同志社大学文学部卒業。グラナダ大学セントロ・デ・レングアス・モデルナス留学。スペイン語翻訳者、講師、校正者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

26
ひとつの殺人事件とその37年後の話だけど重くて辛くてなかなか進まなかった。自ら不幸に向かって行く人たちと、それを利用する人と、抜け駆けは許すまじと苛めを仕掛ける人と、自分の嘘で半分つぶれかかった人と、あまりいい人ほっとする人がいない。舞台はバルセロナで、旅行に行った時貧富の差はあるなあという印象は見当はずれではなかったみたいだ。コインをもらう紙コップを前にうなだれている若い人がいっぱいいた。地下鉄で皆が目を伏せる中民族の誇りみたいな歌を歌う団体もいて、嫌な感じがしてアジア人の自分は途中下車した時もある。2020/09/08

星落秋風五丈原

16
子供の頃の因果が成人後の人生にも影響を与える。2021/07/23

miaou_u

11
東山彰良さんの『僕が殺した人と僕を殺した人』のような展開かな、と読み始めたが、登場人物各々がどんどん救いようのない、救いのない点と線を結び始め、最悪の方向へとズブズブと嵌っていく。どんな時代、国であっても、形は変われど無くならない、差別、虐め、嫉妬の連鎖。かつて子どもであった大人たちには嫌悪感を、青春のただ中にいる子どもたちには暴力的な残酷さを。どす黒い激しく醜い感情の渦、罪と罰に飲み込まれる。 「誰だって、できるものなら『スタンド・バイ・ミー』の世界で生きたかった。」何気ない一文が後になって突き刺さる。2020/04/24

acchanpon

5
とても重たい話。スペインの小説で1970年代に少年時代を過ごした子供たちと2016年の今を過ごす子供たちのつらい人生が交錯する。悲劇は何重にも重なって苦しくなるが、そして、結末はハッピーエンドではないが、読後感は悪くない。途中は本を置くのがもどかしいほど、彼らの人生の行く末が気になり、そして、最後の最後での思わぬ結末に唖然とした。生きることの悲しみと少年時代がどれほど人の人生を左右するかを教えてくれる、いい小説だと思う。友人にも勧めたい。2020/05/18

たかぴ

4
過去からの復讐というテーマには今更ながら惹きつけられる。思春期のイジメ、中高年の悩みといった社会派小説かなと読んでたら途中からハードボイルドにテンポアップし、人々の運命を感じさせる物語に。2022/08/27

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