出版社内容情報
ノスタルジックでやるせない傑作ミステリー
1978年12月、バルセロナの貧困地区で一人の少年が殺された。それから37年後、二人の男は偶然再会した。一人は人生の成功者として、一人は人生の落伍者として。彼らは幼い頃に親友として同じ団地で過ごし、12歳の時に罪を犯して、まわりの大人の思惑で離ればなれとなっていた。そしてその再会から、全ての歯車が狂い始めた……。
『死んだ人形たちの季節』『ある自殺』のベストセラー作家が、友情とは? 贖罪とは? 家族とは? を問う、ノスタルジックでやるせない、スペイン発傑作ミステリー。
内容説明
フランコの死後も独裁体制が尾を引く七〇年代末、バルセロナ郊外の貧困地区に暮らす十二歳―学校の人気者・ビクトルといじめられっ子のフアンペは、対照的な少年ながら周囲も羨むほど強い絆で結ばれていた。二人が共に、ある罪を犯すまでは。三十七年後、ビクトルは過去を葬り成功者としての地位を築いていた。一方フアンペは、一人で罪を被り悲劇的な人生を送っていた。思いがけない二人の再会から、すべての歯車が狂いだす…。ベストセラー『死んだ人形たちの季節』の著者が友情と贖罪をノスタルジックに描く、スペイン発傑作ミステリ。
著者等紹介
ヒル,トニ[ヒル,トニ] [Hill,Toni]
1966年、バルセロナ生まれ。心理学の学位を取得後、大手出版社ランダムハウス・モンダドリで文芸翻訳者として十年間働く。2011年に『死んだ人形たちの季節』で小説家デビュー、スペインでベストセラーとなる
村岡直子[ムラオカナオコ]
兵庫県出身、同志社大学文学部卒業。グラナダ大学セントロ・デ・レングアス・モデルナス留学。スペイン語翻訳者、講師、校正者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
星落秋風五丈原
miaou_u
acchanpon
たかぴ
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