出版社内容情報
絵本から飛び出した少女は錬金術師の末裔!
女子中学生の小寺音々は、一学期の終わりの日曜日、近所の神社で開かれていたフリーマーケットで、うっかりお目当ての本と間違えて、一冊の古い絵本を買ってしまった。タイトルは『仕掛け絵本の少女カイ』。ひらくとレトロな洋館が飛び出す、まさに『仕掛け絵本』なのだった。しかもこの本、古書店に売り払っても学校の本棚に置いて帰っても、必ず音々の前に戻ってきてしまう怪奇ストーカー本で、ついには勝手にページがめくれて、中から黒いワンピースの三つ編み少女が飛び出してきた。何を隠そうこの少女こそ、錬金術師の末裔を名乗るカイだった。
独特な理論で現実世界をひっかきまわし、つねに台風の目になるマイペース魔女っ子のカイ。だが、カイの絵本の中はさらにカオスで、伊達政宗などの有名な武将や歴史上の人物たちが時系列関係なしに闊歩している。不思議
だらけのカイと、ついでに、大人の事情で親戚中をたらい回しにされているイトコのタカユキとともに、ネネはご町内の事件や家族トラブルの解決に乗り出すことに……。
はたして多感な女子中学生は、摩訶不思議なひと夏の大冒険で「今よりもうちょっと幸せ」になれるのか!?
堀川 アサコ[ホリカワ アサコ]
著・文・その他
内容説明
中学生の小寺音々は、神社のフリーマーケットでお目当ての本と間違えて、一冊の古い仕掛け絵本を買ってしまう。ところがこの本、古書店に売り払っても学校の本棚に置いて帰っても、必ず音々のもとに戻ってくる怪奇ストーカー本で、ついには勝手にページがめくれ、中から錬金術師の末えいを名乗る黒ワンピース姿の少女カイが現れた。現実世界と絵本の世界のはざまで、マイペースな魔女っ子カイに振り回される音々と従弟のタカユキ。果たして摩訶不思議な事件に巻き込まれた多感な中学生は、ひと夏の大冒険で「今よりもうちょっと幸せ」になれるのか?
著者等紹介
堀川アサコ[ホリカワアサコ]
青森県生まれ。2002年、『芳一―鎮西呪方絵巻』が第十五回小説すばる新人賞の最終候補に。2006年、『闇鏡』で第十八回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つばめ
ぽろん
yamatoshiuruhashi
寂しがり屋の狼さん
よっち