小学館文庫<br> サラバ!〈下〉

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小学館文庫
サラバ!〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094064445
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

これは、あなたを魂ごと持っていく物語

姉・貴子は、矢田のおばちゃんの遺言を受け取り、海外放浪の旅に出る。一方、公私ともに順風満帆だった歩は、三十歳を過ぎ、あることを機に屈託を抱えていく。
そんな時、ある芸人の取材で、思わぬ人物と再会する。懐かしい人物との旧交を温めた歩は、彼の来し方を聞いた。
ある日放浪を続ける姉から一通のメールが届く。ついに帰国するという。しかもビッグニュースを伴って。歩と母の前に現れた姉は美しかった。反対に、歩にはよくないことが起こり続ける。大きなダメージを受けた歩だったが、衝動に駆られ、ある行動を起こすことになる。

【編集担当からのおすすめ情報】
解説は又吉直樹さんが執筆くださいました。

西 加奈子[ニシ カナコ]
著・文・その他

内容説明

姉・貴子は、矢田のおばちゃんの遺言を受け取り、海外放浪の旅に出る。一方、公私ともに順風満帆だった歩は、三十歳を過ぎ、あることを機に屈託を抱えていく。そんな時、ある芸人の取材で、思わぬ人物と再会する。懐かしい人物との旧交を温めた歩は、彼の来し方を聞いた。ある日放浪を続ける姉から一通のメールが届く。ついに帰国するという。しかもビッグニュースを伴って。歩と母の前に現れた姉は美しかった。反対に、歩にはよくないことが起こり続ける。大きなダメージを受けた歩だったが、衝動に駆られ、ある行動を起こすことになる。

著者等紹介

西加奈子[ニシカナコ]
1977年、イラン・テヘラン市生まれ。大阪育ち。『サラバ!』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

412
『あなたは、あなたの信じるものを見つけてほしい』と思いを語る西加奈子さん。テヘランで生まれ、大阪、そしてカイロで暮らした主人公と同じ人生を歩んできた西さんが描くこの長編には、西さんだからこその説得力の上に、その土地ならではのリアリティ溢れる人々の暮らしが描かれていました。上・中・下巻950ページという圧倒的な物量の物語の中にどっぷりと浸れるこの作品。絶妙な伏線とその回収の絶妙さに最後まで飽きることなく読み通せるこの作品。直木賞受賞作にして本屋大賞第2位という結果論が伊達ではない、これぞ傑作だと思いました。2023/02/09

mae.dat

298
この世に生を受けてから、37歳自伝的小説を書き上げる迄の半生であっただ。最終下巻はその内の三十路を迎えてからの話。あんなに迷惑を被っていた姉ちゃんが急に覚醒して話が転換しました。本当は姉ちゃん関係ないと思うのですけど、歩は受身気味な人生だったからさ。最後は能動的になって、それは良かったと思うな。ちょっと年嵩は行って仕舞いましたが、遅過ぎる何て無い訳で。子は親の影響を受けない訳には行かないけど、心の拠り所と思っていた父ちゃんの選択も大概でしたねー。反面教師的な教訓。2025/01/04

ゴンゾウ@新潮部

145
常に周りとぶつかりもがいて来た貴子。軋轢を避け受け身な生活を続けてきた歩。対象的なふたりの環境が逆転。「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」 貴子のコトバが切実に響いた。2018/10/15

TAKA

144
歩の社会人生活は順風満帆だと思ったのにまさかの転落。薄毛に悩みなにもかも自暴自棄になってしまった。この兄弟は結局人によく見られたいとか引いてるようで押し出してるような生き方だったと思う。「あなたは誰かと自分を比べて、ずっと揺れていたのよ」姉はそこから抜け出したのだ。信じるものを、誰かに決めさせてはいけない。己れで見つけないと。サラバ!から進化していく歩を応援したい。変わった家族のようだけど家族なんて皆何もかも違う訳だからこんなもんだよ。良い家族だと思うよ。周りの人たちも。これからの糧になりそうな本でした。2021/06/05

katsubek

143
さて、今度は正真正銘、下巻を読み終えた。自分の信じるものは自分自身で見つけねばならない。思えば主人公はずっと早くに見つけていたのだとも言える。ただ気づかなかっただけなのだと。中巻の1995年に続いて、下巻では2011年が語られる。紛うかたなく、そこには西加奈子の祈りがあるのだろう。だからこそ、再生の物語でなくてはならなかったのだろう。ふり返るに、我自身の信じるものは何であるか。まだまだ、発見に至っていないなあ。まだまだ未熟者である。2018/07/29

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