小学館文庫<br> 昭和のテレビ王

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小学館文庫
昭和のテレビ王

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094064018
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

テレビ黄金時代の立役者たちが語る熱い証言

「私の生きる道は“テレビ”だと思った」 ?森光子

若者らのテレビ離れが進んでいるといわれる今、テレビという媒体に必要なもの、ネット時代が忘れている大切なこととは?
永六輔、長嶋茂雄、萩本欽一、藤田まこと、橋田壽賀子、小林亜星ら、テレビ黄金時代の立役者が、あの昭和の熱い日々について語ります。

雑誌「テレビサライ」の連載インタビュー記事をまとめた単行本『あの日、夢の箱を開けた!』(2003年、小社刊)を再編集、文庫化するものです。
巻末に、久米宏へのインタビューを特別収録。

サライ編集部[サライヘンシュウブ]
編集

内容説明

テレビ放送が始まって60余年。草創期から番組制作に深く関わってきた人たちへのインタビューをまとめたのが本書である。いわばテレビがまだ赤ん坊だったころからの成長の軌跡といってもいい。永六輔、森光子、藤田まこと、長嶋茂雄、山田太一、橋田壽賀子ら、さまざまな立場で往時を語ってくれた11人の諸氏の思い出に共通するのは、良くも悪くもいま、テレビが失いつつある夢の輝きだ。彼らが見聞きした舞台裏のドラマは、テレビという“夢の箱”を初めて開けた、あの日の私達の感動をあらためて想い起こさせてくれる。巻末に久米宏のインタビューを収録。

目次

僕が時々テレビに出るのは、昔のまま残る老舗にちょっと寄り道する感覚なんです。(永六輔(放送タレント))
テレビを見ているばあちゃんや子どもが喜ばないことは、決してやらなかったのよ。(萩本欽一(タレント))
初めて「テレビ」に出た50年前、私の生きる道は「テレビ」だと思った。(森光子(女優))
関西に住んでいて、江戸弁がしゃべれるということで、テレビの時代劇に出られたんです。(藤田まこと(俳優))
指先からつま先まで、打席や捕球といったプレーの一挙手一投足は、常にテレビを意識して考えました。(長嶋茂雄(巨人軍終身名誉監督))
ドラマとは「人間」を描くものです。そして「個」をいかに出すかということです。(山田太一(脚本家・作家))
テレビは僕にとって、初めから、見るものじゃなく、「出る」ものでした。(石坂浩二(俳優))
『寺内貫太郎一家』への出演は、「ちゃぶ台をひっくり返すだけでいいから」と口説かれたんです。(小林亜星(作曲家))
「吹き替え」はモノマネじゃないんです。声だけで、その役者の役柄を演じきってみせることなんです。(野沢那智(声優))
不在のもので自分の考えを表現する。ドキュメンタリーは、そこにあるものを撮って並べてまとめるんじゃない。(吉田直哉(演出家))
『おしん』には、「身の丈にあった暮らしをしなさい」というメッセージを込めました。(橋田壽賀子(脚本家))
テレビの中に渦巻く熱気(久米宏)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

24
草創期から黄金期のテレビで活躍した方達へのインタビュー。テレビの何が画期的だったか、業界と仕事の有り様を当事者から聞く。小林亜星、森光子、萩本欽一、野沢那智など。それぞれに違う戦いが語られる。元の雑誌連載は15年程前で、既に亡くなった方も多い。時間は容赦なく過ぎて、人は老いる。この二十年程のネット興隆期も、現在進行中の様々な変化も、やがて懐かしく振り返られる。どんな本になってくるのか楽しみだ。2017/10/17

shushu

5
テレビ放送初期から番組制作に関わった11人のインタビュー。雑誌掲載から15年程経っているので、この間に鬼籍に入ったり、第一線から退いている人も多い、というか一応現役なのは石坂浩二だけな気も。どの人も色々勉強して、工夫して、手探りしながら仕事に取り組んでいるのが凄い。テレビも日本社会も上り坂を進んでいった時代だから何かキラキラしている。長嶋茂雄が視聴率について話したり、石坂浩二がアメリカ演劇について語ったりするのも意外で面白かったし、野沢那智がアラン・ドロンとR・レッドフォードとではあてる際マイクに向かう2018/06/03

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