小学館文庫<br> 教師宮沢賢治のしごと

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小学館文庫
教師宮沢賢治のしごと

  • 畑山 博【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063974
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

教師・宮沢賢治の感動の授業を再現!

月の夜、そば畑の花があまりに美しいので、一人でそこで泳いでしまう先生でした。
いつも服やズボンのポケットの中を、何かしらない宝物でいっぱいにしている先生でした。
私が、この今の人生を全部投げ出してでも、生徒になって習いたかった先生でした。(略)
その先生の名は花巻農学校教諭宮沢賢治。この世で一番美しい、あの物語「銀河鉄道の夜」を書いた作者です。(本文より)

大正10年から15年まで、宮沢賢治は故郷・花巻の農学校で教鞭をとった。
公式だけでは絶対に解けない代数の問題。
生徒たちを二班に分けて競わせた英語のスペリング競争。
土壌学の授業では、地球の成り立ちをまるで詩のようにうたいあげ、肥料学では、一枚の細胞絵図から生命の記憶を説き起こす。
そして、まだ生まれたばかりの『風の又三郎』や『春と修羅』の作品群を生徒たちに朗読して聞かせたという国語の授業――。

教え子たちの心に忘れがたく刻まれた幻の授業がよみがえります!

畑山 博[ハタヤマ ヒロシ]

内容説明

大正一〇年から一五年まで、宮沢賢治は故郷・花巻の農学校で教鞭をとった。当時の教え子たちの心には、いつまでも色褪せることのない“賢治先生”の姿が生き続けている。公式だけでは絶対に解けない代数の問題。生徒たちを二班に分けて競わせた英語のスペリング競争。土壌学の授業では地球の成り立ちをまるで詩のようにうたいあげ、肥料学では、一枚の細胞絵図から生命の記憶を説き起こす。そして、生まれたばかりの『風野又三郎』や『春と修羅』の作品群を生徒たちに朗読して聞かせたという国語の授業―。知られざる宮沢賢治の教室が入念な取材でよみがえる。

目次

星からきた先生
初めての授業
再現 代数の授業
再現 英語の授業
教師としての妹トシ
再現 土壌学の授業
再現 肥料学の授業
実習 「イギリス海岸」
実習 音楽演劇教育
参照 温泉学大演習
幻の国語授業
作品の中の教師像生徒像―「或る農学生の日誌」
非行問題・学力試験
退職そして羅須地人協会へ
卒業生そのそれぞれの人生
花巻農業高等学校の現在
教育は芸術なり

著者等紹介

畑山博[ハタヤマヒロシ]
1935年~2001年。東京生まれ。旋盤工などの職を経て1966年に放送作家としてデビュー。同年「一坪の大陸」で群像新人文学賞小説部門優秀作。72年「いつか汽笛を鳴らして」で芥川賞。後年は宮沢賢治研究に従事した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鉄之助

223
筆者が賢治の教え子に、授業の印象を聞きに行くと、60年近く前のことなのに、実に細部にわたって鮮明に覚えている人が多い事にビックリ!「わたくしはこの仕事で疲れをおぼえたことはない」と、賢治は「生徒諸君に寄せる」詩に書き残した。賢治の授業は、ツカミがすごい。話の導入部をいかに魅力的にするかに腐心、続く生活感あふれた具体例で、生徒の心をつかみ、「その意味がよくわかったでしょう」と、胸にストンと落とす。すごいテクニックだ。2020/06/27

椿 釦

13
聖宮沢賢治という感じが。ここで書かれる賢治も本当の賢治なのだろうが、作者が賢治を好き過ぎる。そもそも好かれ過ぎる作家ではあるけれど。が、私が高校受験した時の国語の問題がこの本からだった気がする。今も覚えているくらい好きな話だった。クレイジー賢治なエピソードも多い。後世でこれだけ愛されていても思うようには生きられなかった人なんだろうな、と思うところもあり、勝手に悲しくなる。2020/07/23

こぺたろう

13
お気に入りの方のレビューを読んで興味を持ち、読了。宮沢賢治の授業はどんなものだったか、教え子たちにインタビューをしていくのですが、皆さん、驚くほど良く覚えている。自分には、そこまで精緻に覚えている授業って、記憶にないなあ。それだけ印象的で魅力的な授業だったということかな。私も受けたかったなあ。2019/12/05

Roko

10
宮沢賢治のような素晴らしい先生に巡り合えた生徒たちは幸せですね。でも、彼のような自由な教え方が気に食わない人からの圧力があって、わずか5年で教職を辞めてしまいました。その後も元生徒たちの相談にのっていたそうですから、本当にみんなから慕われていたんだなぁと思います。宮沢賢治は文章を書き、絵を描き、歌を歌い、農業を愛し、自然を愛し、余りある才能があったのに、若くして亡くなった不思議な人だなぁと思いました。彼こそが風の又三郎だったのでしょうか?2020/04/11

彼岸花

5
この本の中にある、「生徒諸君に寄せる」という詩に感銘を受けています。最初、記念館で知り、雷に打たれたような衝撃を受けました。教師という仕事は、生涯でも短かかったけれど、生徒を愛し、充実した貴重な時間であったことでしょう。二度と現れない先生だろうな、そう思いました。2017/04/05

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