小学館文庫<br> 大脱走

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小学館文庫
大脱走

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063929
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「オケ老人!」作者が描く新しいお仕事小説

中堅よりやや落ちるレベルの女子大を卒業した片桐いずみは、就活で大苦戦し、ようやく住宅リフォーム会社に内定した。しかし、入社早々、理不尽に怒鳴りまくる部長・大木田の姿を目にして生ぬるい空気が一変する。
それから、3年。なんとか社内でのポジションをキープしながら鬼の飛び込み営業を続けていたある日、片桐に新人の部下が付く。だが、これが、前代未聞のとんでもないやる気のない男だったのだ。連日連夜、超絶無気力新人・俵の教育に骨を折るものの、一向に改善の余地は見られない。業を煮やした大木田はある策に出るのだが――。





荒木 源[アラキ ゲン]
著・文・その他

内容説明

中堅よりやや落ちるレベルの女子大を卒業した片桐いずみは、就活で大苦戦し、ようやく住宅リフォーム会社に内定した。しかし、入社早々、理不尽に怒鳴りまくる部長・大木田の姿を目にして生ぬるい空気が一変する。それから、3年。なんとか社内でのポジションをキープしながら鬼の飛び込み営業を続けていたある日、片桐に新人の部下が付く。だが、これが、前代未聞のとんでもないやる気のない男だったのだ。連日連夜、超絶無気力新人・俵の教育に骨を折るものの、一向に改善の余地は見られない。業を煮やした大木田はある策に出るのだが―。

著者等紹介

荒木源[アラキゲン]
1964年京都府生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、朝日新聞社会部記者などを経て、2003年に「骨ん中」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

60
主人公が超ブラック企業にやっと就職し飛び込み営業で3年経った後に入社してきたとんでもない新人の教育と営業ノルマ達成のために飛び込んだばあさんの家を、きっかけにどんどん話が進んでいって最後はまさにこれぞエンターテイメント作品でした。小説よりは映像化したほうが面白くなりそうです。私も前職がブラック企業でしかも不動産屋(営業職)だったので、主人公と少し似ていて、主人公はなにがなんでも辞めないと頑張っていましたが私はすぐやめる道を選んだので根性無かったかなと思います。2017/04/26

かず

39
★★★★Audible。登場人物それぞれの味が面白い。少々都合の良すぎる展開も多かったが、それでもすんなり読み進められるストーリーだった。2023/05/30

yukiko-i

24
世に言うブラック企業で働く主人公の間違っていると思いながらも、生きていくためには仕方ないとジレンマに悩まされる姿が痛々しかった。働くってどうあるべきか、小説ながら考えさせられた。2017/05/27

かんけー

22
ん~(^_^;)微妙な読後感です(*´・ω・`)ね?主人公片桐いずみが一番まともで?その他登場人物が一癖二癖有りすぎて、リフォーム業界の裏側を見せ付けられて...ブラックとか何とか言ってる場合じゃなくって人としてどうなの?と普通に思ってしまう。後半急転直下のムチャぶり展開に?苦笑(^_^;)俵の様な思考回路に成れたら人生ノホホンと?生きられるかも?大木田の気持ちが一番実感的だね。最後に片桐いずみの叫びでw「私は私の道をゆーくー」(笑)大脱走てそう言う意味だったのね♪(^.^)2018/02/02

山田

13
今でこそブラック企業から逃げろ!みたいな小説が増えてるけど、こういう天性の才能?でのらりくらりとかわしている人もいるんだな。最初はその態度にイラっときたけど、ここまできたら、もうそのままでいいよって気になってくる。彼は彼なりにこれからも生きていくんだろうな。2019/04/24

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