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小学館文庫
殺されたゴッホ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063509
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ゴッホ最後の2年間と死の真相!

120年以上にわたって自殺したと信じられてきた、ポスト印象派の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホ。しかしその死は、じつは他殺によるものだった!
画家ゴーギャンとの共同生活の失敗、弟テオに対する罪悪感や社会からの疎外感……。2011年にアメリカで刊行され評判となったゴッホの伝記(ノンフィクション)に書かれた新説に基づき、ゴッホが残した手紙や日記類、彼をめぐるさまざまな人々の視点から、ゴッホの苦悩と情熱が、臨場感あふれる文体で語られる。
なぜ、誰にゴッホは殺されたのか? 殺されなければならなかったのか? ゴッホ最後の2年間と死の真相に迫る小説。
原書は2016年1月にフランスの権威あるガリマール社より刊行され、テレビ、ラジオなどでも取り上げられ評判となった。


マリアンヌ ジェグレ[マリアンヌ ジェグレ]
著・文・その他

臼井 美子[ウスイ ヨシコ]
翻訳

橘 明美[タチバナ アケミ]
翻訳

内容説明

百二十年以上にわたって自殺したと信じられてきた、ポスト印象派の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホ。しかしその死は、じつは他殺によるものだった!画家ゴーギャンとの共同生活の失敗、弟テオに対する罪悪感や社会からの疎外感…。2011年にアメリカで発表され評判となった新説に基づき、ゴッホが残した手紙や日記類、彼をめぐるさまざまな人々の視点から語られる、ゴッホの苦悩と情熱。なぜ、誰にゴッホは殺されたのか?殺されなければならなかったのか?ゴッホ最後の二年間と死の真相に迫る物語!

著者等紹介

ジェグレ,マリアンヌ[ジェグレ,マリアンヌ] [Jaegl´e,Marianne]
創作教室「アトリエデクリチュール・エリザベス・ビング」で小説の書き方を指導するかたわら、小説やノンフィクションの作家、ドキュメンタリーの脚本家としても活躍している

橘明美[タチバナアケミ]
翻訳家。お茶ノ水女子大学卒業

臼井美子[ウスイヨシコ]
翻訳家。大阪大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かめりあうさぎ

24
初読み作家さん。ゴッホにまつわるミステリと言えば、耳切り事件と死の謎がありますが、これは後者にフォーカスした小説。ゴッホの最期の2年間を描いています。どう描かれてもやっぱり悲しくて胸が締め付けられるような気持ちになるのがゴッホですね…どの時代に生きても辛かったと思います。色々な角度から描かれたゴッホを知ることで、彼の作品の見方も変わっていきます。小説という形にしたことで読みやすくなっていると思いましたが、ある程度ゴッホについての前知識があった方がより楽しめると感じました。2020/07/05

mejiro

17
刺激的なタイトルに引かれて読んだ。画家の視点、創作の技術や感覚、描くときの想いが新鮮だった。ゴーギャンとの決裂で痛手を負い、画家の理想郷をつくるという夢が挫折し、フィンセントが苦悩する姿が悲しい。彼の死因は自殺ではなかった、という説は説得力があると思った。彼の仕事には明るい兆しがあった。フィンセントが生きていれば、長年の苦労が報いられて心が休まるときが来たかもしれない。フィンセントと、彼を支えたテオの運命がつらい。2020/01/23

ゆるり

16
ゴッホ好きなら絶対泣ける!おととし「ゴッホとゴーギャン展」へ行って、去年ゴッホ展へ行った時、ミュージアムショップで買った本。読み惜しみしてて、今年の初読本となりました。謎の多い死を、他殺とした物語。作者のゴッホ愛がひしひし感じられます。無垢で無防備すぎるフィンセント。ただ伝え方がわからない。彼は本当は生きたかった。太陽と大地のエネルギーを感じていたかった。ただ生活者になりたかったのだ。みんなのためになりたかった。だから誤って自分で傷つけた…ことにした。ゴーギャンは実は嫉妬心でいっぱいだったのだろうね。2019/01/07

Cinejazz

14
画家ゴーギャンとの共同生活の失敗、不遇の身を恥じての弟テオへの罪悪感と社会からの疎外感、売れない画家ゴッホの最晩年の苦悩と死の真相に迫った、有り得たかも知れない他殺説の物語。ゴッホの左脇腹の銃弾、オヴェ-ルの宿屋での警察の事情聴取「畑で、自分を傷つけました・・・」、ピストル(リボルバー)の行方の謎、自殺説を覆すに十分な状況証拠、意図的に隠されたゴッホの深層心理に肉薄した、息つく間もない圧巻の物語。 2022/02/07

虹色

11
自殺説が定着しているゴッホの死を、「殺された」とする物語。時代背景や、ゴッホの心理状態が細かく描かれ、イメージしやすかった。またストーリーの中でさり気なく出てくる絵画の説明は、ひまわり、自画像ぐらいしか知らない私にとっては勉強にもなった。「殺したのは」犯人、時代、病気、人間関係なのかと余韻を持たせている。2017/12/06

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