小学館文庫<br> 六条御息所 源氏がたり〈下〉

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小学館文庫
六条御息所 源氏がたり〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063387
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『源氏物語』から・・・不倫と性愛の千年史

光源氏の子供を出産し、出家をした、父=前帝の妻、藤壺。そのことで罪の意識にさいなまれながらも、新たな女性たちとの関係をさらに広げる、主人公、光源氏。自らの罪の重さに、都を離れ須磨へと旅立つが、そこでもまた、新たな女性との関係を持っていく。後編にあたる本書では、光源氏が須磨から再び都に戻った後、亡くなるまでの壮年期、熟年期の恋愛、性愛を、丹念な心理描写、情景描写で描いていく。
最大の盛り上がりは、原書の第三十五帖「柏木」にあたるところ。光源氏と妻、女三の宮との間に生まれた子が、実は自らの子ではなく、不義の子であることを光源氏が知る場面。かつて自らが犯した罪と同じような状況で、自らに降りかかる因果。そのときの光源氏の心の内を、恋愛小説の名手、林真理子はどのように描いていくのか。
不倫あり、同性愛あり、ロリコンあり、熟女愛あり・・・現代にも通ずる、あらゆる性愛の類型が登場する、世界にも希なる恋愛大河小説。その結末や如何に!
誰もが学校の授業で習った、あの『源氏物語』が、実はここまで過激で、こんなに面白かったなんて!

【編集担当からのおすすめ情報】
1,この上下巻同時発売に合わせて、林真理子さんの小学館文庫3作品『コスメティック』『anego』『秋の森の奇跡』と一緒に、『林真理子文庫フェア』を書店にて開催予定。すべてに林真理子さんの顔写真の入った特製文庫オビが入ります。
2,この上下巻同時発売に合わせて、9月1日発売の『Domani』『和樂』、9月7日発売の『Precious』にて、林真理子さんインタビュー+林真理子文庫フェア告知記事(4ページ?8ページ)を掲載します。

六条御息所 6
告白 86
朝顔の宮 102
六条邸 121
玉鬘 160
夕顔の娘 200
女三の宮 257
柏木 313
宿命 351
落日 429
終焉 467

文庫版あとがき 487
主要登場人物紹介&人物相関図 492


林 真理子[ハヤシ マリコ]
著・文・その他

内容説明

気の進まない女を抱くのも光の君と呼ばれる自分の使命だ―。そう言って壮年になっても次々と女性との関係を繰り広げる光源氏が、須磨から都に戻った後、亡くなるまでの晩年を描いた後編。原書でも大きな盛り上がりをみせる『柏木』の帖では、因果応報ともいえる男女の状況を、恋愛小説の名手=林真理子がどう描き切っていくのか?美しい日本の自然、平安の風物を丹念に描写。そして原書の退屈な部分をすべて省略し、現代人のスピード感に合わせて再構成した林真理子版の“小説源氏物語”堂々完結!『源氏物語』がこんなに過激で面白かったなんて!

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954年、山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞を、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mike

72
式部はこの長く壮大な物語の中に「女というのはそれだけで難儀なものなのだ」という平安女性の哀しみを描いている。そして源氏に当時の数々の男を投影させて最後に「そらごらん。もうこの世はお前の思う通りにはならないのだよ」と溜飲を下げたかったのかなと思った。源氏の女が多すぎて頭がカオスだったけど、最後まで愉しめた。それはひとえに真理子様の上手さに尽きる。オモロないとこは適当にカットして、私のような者でも食いつくようにこの愛憎劇を彼女流に書き上げている。さすがです👏2024/01/31

kaoru

41
やっぱり源氏物語は面白い。女性たちの心理描写が秀逸で、林流の解釈に感心したり反発したり。また、昔は苦手だった、愛憎渦巻く後半が特に面白かったです。ただ、初見の人に林版がおすすめかというと迷うところ。2017/06/25

Tui

40
源氏物語に初挑戦。あの方(光源氏)が女性に片っ端から惚れて契って振って振られて、を半径数キロ圏内(イメージです)でいたしている、その遍歴を描写しているだけのようで、言いづらいけど、正直退屈だった。翻弄される女性の誰に己をあてはめるかという読み方もできるのだろう(男の私にはムリ)。または、誰かと結ばれても他に惚れる姿が男の本質を暴いているという読み方も。でも、うーん、きつかった。男という私の属性ゆえか、訳者との相性か、単に嗜好の問題なのか。なんとなく悔しいので、その判断は角田光代の現代語訳まで保留にします。2017/02/20

くろにゃんこ

33
高い位についてからの源氏。中年となり、人を意のままに動かすことを楽しむ。心に沿いながらも手をつけようとする狡猾さ。そして深く傷つけられてゆく紫の上。この時代の女の人生の自由のなさ、男の身勝手さに心が痛む。六条御息所の目線で書かれたから分かるあれこれが凄い。ただ、この本を読むと源氏が魅力的には全く思えなく、最低男となる。2024/03/03

シフォン

26
六条御息所を語り部とした源氏物語、面白かった。女目線で書いているせいか、ほんと男という生き物は、権力と女というところが強調されているような気がした。最後は、最愛の紫の上を失い、50歳を超えたというのに変わらないのはすごいと思った。2016/12/15

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