小学館文庫<br> ひなた弁当

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小学館文庫
ひなた弁当

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

逆境に陥った中年サラリーマンの復活物語

王崎ホームの芦溝良郎は、50歳を前に会社からリストラされた。再就職先を人材派遣会社から紹介されたが、どこも長く働くことが出来ない。予備校生の娘の手前もあって、いままで通りに家を出る毎日だった。ある日、公園のベンチに座った良郎は、ドングリ拾いをしている子どもを見て、自分も拾って調理してみる。「食えるのなら、食ってみようかな」。調理して食べられることがわかった良郎は、続いて野草の採取と魚釣りへと行動の範囲が広がった。食材を無料で入手して家で調理しながら、良郎が向かったのは、サラリーマン時代に食べていた弁当屋のいわくらだった……。
同じリストラ仲間の姿に元気づけられ、一度は途方に暮れた中年サラリーマンが、自らの夢を叶えて仕事を始め、おおいなる復活を遂げる。
逆境に陥った主人公を次第に応援したくなる、心温まる感動小説!

【編集担当からのおすすめ情報】
中公文庫版になかった、著者の「あとがき」が入ります。

山本 甲士[ヤマモト コウシ]

内容説明

人員削減を行うことになった勤務先で、五十歳目前の芦溝良郎は、上司に騙され出向を受け入れる。紹介先の人材派遣会社では名前を登録されただけで、きつい仕事ばかりを紹介され長続きしない。家族からはこれまで通りにしてくれと言われ、スーツ姿で朝から出ていく。やがて心の病を自ら疑うようになった頃、以前の派遣社員の新たな姿に励まされ、公園で見かけたのがドングリだった。そこでの思いつきが、良郎の運命を大きく変えていく…。追いつめられた末に、本人も気づかなかった潜在能力を発揮し始め、逞しく変貌していく主人公を描いた感動の長編小説!

著者等紹介

山本甲士[ヤマモトコウシ]
1963年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

521
ブラック企業でのリストラまでの道のりは、リアルで苦しんでいるであろうお父さん方を想い、胸が苦しくなるようだった。そんな中、地面を見ながら歩いていた主人公に、落ちているどんぐりが目に入る。「これ、食えるのかな?」から始まる大逆転劇。現実味に欠けるところはあるものの、総じて元気のもらえる仕上がりになっている。天然うなぎや野草の天ぷらが美味しそうだったな。世界中の頑張っているサラリーマン(わたしも含め)に幸あれ。2023/11/08

W-G

409
いいお話。ひなた弁当、あの値段で1日40個が限界でお弁当屋のおじいちゃんにも分配すると、良郎の手元に残るお金は…。邪推すれば、実はそれほど大団円とは言えないのかもしれない。しかし、昨今よく言われる、お金よりも、やりがいや社会貢献という、ワークスタイルの大切さを、分かりやすく読者に納得させてくれる。そこらへんの道端や川で調達した食材、現実世界でやればどんな世論が沸き起こるかは未知数だけれども、小説に仕立てるならば面白い発想と思った。家族との関係性に絡めて物語を進めたのも上手くいった秘訣。2020/03/18

みゆ

106
初読み作家さん。リストラされた49歳の男が職探しに鬱々とする中、公園で拾ったドングリから野草摘み、川魚釣りに目覚め集めた食材でお弁当屋を始める物語。同い年で早期退職した身としては鬱々モードが思い出され、胃がキリキリ"(-""-)" でも居場所が見つかって良かったね。幸せって自分が幸せと思えればそれでいいんだと思う('∇^d)☆!!2020/10/31

まさきち

102
リストラで住宅会社での仕事を失った良郎。再就職先も見つからず鬱々と過ごしている日々の中で色んな人に出会い、釣りや野草探しを覚え、身の回りの食べられる物が溢れていることに気づき、いつしか弁当として販売するまでに立ち直る。やや立ち直るきっかけを掴むまでが長く、逆にことが上手く回りだしてからが性急で短いような気がしたものの、全体として大きな波はなくてあたたかい雰囲気に包まれていたいい話でした。2023/01/16

やな

84
全くのダメ親父が、どんどん逞しくなっていく様子が楽しく、さわやかな気分で読了。子供の頃、ブルーギルを釣りに近くのため池に行っていたことを思い出し、久々に行ってみたくなった(^_^)2021/01/04

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