出版社内容情報
青春の苦悩をリアルに描いた大作、完結
高校三年に進学し、同級生たちが進路に悩むなか、津島サトルは音楽家としての自分の才能に見切りをつけようとしていた。その頃、南枝里子は人生をかけた決断を下す。
青春のすべてをかけてきた恋人と音楽とを失い、自暴自棄になったサトルは、思いもしない言葉で大切な人を傷つけてしまう。サトルは、人間の力ではどうにもならないことに向かって泣いた。
自らの人生を背負い、それぞれの想いを楽器に込めて演奏する合奏協奏曲。これが最後の演奏となってしまうのか? そしてそこへ現れたのは――!?
サトルの船は、青春を彩るニーチェの言葉とともに、大海へと漕ぎ出る。
すべてを飲み込み、切なく美しく響く青春音楽小説三部作、最終章。
巻末に、宮下奈都さんによる解説を収録。
藤谷 治[フジタニ オサム]
著・文・その他
内容説明
チェロを辞めようと思うんです―。高校三年になり、津島サトルは音楽家としての自分の才能に見切りをつけようとしていた。その頃、南枝里子は人生をかけた決断を下す。自らの人生を背負い、それぞれの想いを楽器に込めて演奏する合奏協奏曲。本当にこれが最後の演奏となってしまうのか?あの夜僕は、人間の力ではどうにもならないものに向かって泣いた―サトルの船は、青春を彩るニーチェの言葉とともに、大海へと漕ぎ出る。全てを飲み込み切なく響く音楽のように、著者が奏でる傑作青春音楽小説、ついに最終章。
著者等紹介
藤谷治[フジタニオサム]
1963年、東京都生まれ。2003年『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』でデビュー。『世界でいちばん美しい』で織田作之助賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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