小学館文庫<br> 氷の双子―THE ICE TWINS

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小学館文庫
氷の双子―THE ICE TWINS

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  • サイズ 文庫判/ページ数 524p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062632
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

一気読み必至、双子の死の謎を巡るスリラー

六歳の双子の娘のひとり、リディアを事故で失ったアンガスとサラの夫婦。一年あまりの後、二人は家族の再出発のため、ロンドンからスコットランド・ヘブリディーズの孤島へと移住を決める。ところが、残された娘カースティにそのことを告げたサラに向かい、娘はこう言った。
「どうしていっつもあたしのこと、カースティって呼ぶの、マミー。カースティは死んじゃった。死んだのはカースティだよ。あたしはリディア」
愕然とするサラの胸にある疑惑が芽生え、それは日に日に肥大化していく。そして孤島という密室に閉じ込められた一家に、次々と不可解な出来事が起こるーー。
刊行とともに英国でベストセラー1位を獲得、各メディアからも大絶賛された超話題のノンストップ心理スリラー。孤島の美しくも厳しい自然の中でじわじわと追い詰められていく夫婦をスリリングに描いた、一度読み出したら止まらない2016年イチオシの一作!

S.K.トレメイン[S.K.TREMAYNE]

国弘 喜美代[クニヒロ キミヨ]

内容説明

六歳の双子の娘のひとり、リディアを事故で失ったアンガスとサラの夫婦。一年後、二人は家族の再出発を賭けロンドンからスコットランドの孤島へと移住を決める。ところが引越しを前に、遺された娘カースティは母に言った。「マミー、死んだのはカースティだよ。あたしはリディア」愕然とするサラの胸にやがてある疑念が芽生え、それは日に日に肥大化していった。そして孤島という密室に閉じ込められた彼女を、次々と不可解な出来事が襲う…。刊行とともに英紙でベストセラー一位を獲得、各メディアからも大絶賛された、今年一番背筋が凍る超話題のノンストップサイコスリラー!

著者等紹介

トレメイン,S.K.[トレメイン,S.K.] [Tremayne,S.K.]
1963年、英国デヴォン生まれ。ジャーナリストとして活動後、2009年にトム・ノックス名で古代史ミステリー小説『ジェネシス・シークレット』を発表、他四篇の歴史小説を上梓した。本作はS・K・トレメインの名前で発表した初の心理スリラー。現在、ロンドン在住

国弘喜美代[クニヒロキミヨ]
大阪外国語大学外国語学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょう

35
双子の娘の一人を事故で失ったのをきっかけにスコットランドにある島へ移住することになったアンガス・サラ夫婦。娘の死は家族に甚大な影響をもたらし、徐々に亀裂が大きくなってくる。生き残ったカーティスも自分をリディアと名乗るなど、奇怪な言動も徐々に増え、夫と娘の関係を疑うなど、徐々にサラの精神が蝕まれていく様子が伺える。またお互いが浮気をしていたことも発覚し、もはや修復はほとんど不可能となり、言葉通り嵐のような怒涛の展開でラストへ。結果サラは「事故死」し、アンガスとカーティスが残ったわけだが→2021/03/07

とくとく

28
サイコ・スリラーものと聞いて手に取る。双子の生態というのに興味があるので、双子の方と知り合うとよく「双子のテレパシーとかって本当にあるの?」なんて、ズケズケと聞いてしまう。私の調査では結構、双子のテレパシーというやつはあるものらしい。3つ子の子はそうでもないと言っていたけど…。そんな、不思議な双子の心理を使った、興味深いサスペンスだった。血生臭いのを想像してるとガッカリしちゃうかもだけど。2018/05/13

あっちゃん

21
幼い双子の姉妹の片方が死んだ、破綻しかけの家族の再生を賭け寂しい島に引っ越す一家!精神的にキテる母親と、何か含む所のあるアル中気味の夫の交互の視点から進められていく不穏な生活が、双子のどちらが死んだのか?を軸に、読んでるこっちを挑発するように先を焦らせる!そそられる、あらすじで食い付きも良かったのだけど、ラストが物足りない(笑)頑張って引っ張ったんだから、もうちょい盛大なクライマックスを期待したんだけどね(  ̄▽ ̄)2017/07/02

ほちょこ

17
どんな世界でもどんな時代でも、大人の姿が子供に影響を与えてしまう。それはもうどうしようもない自然の摂理のような気がする。ミステリというよりは、やるせない感だけが残る、苦い作品。2017/01/20

こぽぞう☆

16
久しぶりの海外ミステリー。ホラーの要素もあって、正直、本当のことを知っているのは犬のビーニーだけじゃないか?と思ったり。2019/07/12

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