小学館文庫<br> 大江戸恐龍伝〈6〉

電子版価格
¥759
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

小学館文庫
大江戸恐龍伝〈6〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 405p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062540
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

構想20年、渾身の伝奇時代小説遂に完結!

ニルヤカナヤから「ゑれき丸」で龍を連れ帰った、平賀源内。両国での龍の見世物は大成功を収め、将軍徳川家治も龍を見に来ることになったのだが・・・。
家治が龍見物にやってきたその日、龍囲いで大火事が発生し、龍が江戸の町に放たれてしまう。龍使いのハンが江戸を離れている今、龍をとらえる術はあるのか?
ハンと、源内の恋人・御銀はなぜうり二つなのか? 火鼠は何を企んで暗躍しているのか? その頭領の正体とは?
すべての糸がつながると、そこには思いもかけない悲劇の真相が隠されていた---。
龍は? 江戸は? そして、源内の運命は?
最後は人を殺して牢死したともいわれる平賀源内。物語は誰も予期せぬ結末へ向かう。
構想から20年、者渾身の冒険小説にして、伝奇時代小説。ここに完結!!
著者のメッセージ映像も見られる特設サイトはこちらです。

http://bp.shogakukan.co.jp/yumemakurabaku/

二十六章 源内真相に迫りつつも なお気がつかざりし語 二十七章 火鼠の一味の尻尾ついに見ゆるも 未だ謎深き語 二十八章 龍逃げ出して 大江戸八百八町大騒ぎとなる語 二十九章 トウテツ狂龍となり 火鼠の一味この騒ぎに乗じて盗めする語 三十章 源内江戸を救わんと 秘策をもちて龍を誘う語 結びの章 嗟非常の人非常のことを好み 行ひ是れ非常 なんぞ非常の死なる語 あとがき 文庫あとがき

夢枕 獏[ユメマクラ バク]
著・文・その他

内容説明

将軍家治が龍を見物にやってきたその日、龍囲いで大火事が発生し、龍が江戸の町に放たれてしまう。龍使いの樊が江戸を離れている今、龍を捕える術はあるのか?樊と、源内の恋人・お吟はなぜうり二つなのか?火鼠は何を企んで暗躍しているのか?その頭領の正体とは?すべての糸がつながると、そこには思いもかけない悲劇の真相が隠されていた―。龍は?江戸は?そして、源内の運命は?最後は人を殺して牢死したともいわれる平賀源内。物語は誰も予期せぬ結末へ向かう。著者渾身の冒険小説にして、伝奇時代小説、ここに完結!

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒。1977年作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』(日本SF大賞)、『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞)、『大江戸釣客伝』(吉川英治文学賞他)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

103
最終巻。日本に帰ってからは文章が時代小説らしさを増すし、盗賊の暗躍あって、恐龍が逃げ出し江戸の町で大暴れ。まるで鬼平犯科帳を観ていたらジュラシック・パークの恐竜が出てきたようなセンス・オブ・ワンダー。この展開に持っていくために早いうちから伏線を張ってたことに感心する。そして最後に大団円に持っていく力技。こんなロマン溢れるエンディングがくるとは思わず。見事に風呂敷が畳まれた。全六巻堪能です。しかも10年以上を掛けて書いた作品が、こうも一気に読めちゃうってのも凄い。著者同様に映画化、希望。2019/03/11

サケ太

22
たまらない。なんてたまらない男なんだ。平賀源内。彼の探求と冒険の日々が美事に完結する。今までの伏線の数々が鮮やかに回収され、終わりへと向かう。素晴らしい大団円。あらゆる事に手を出して、万事が半端になってしまう。大望があり、それを果たすために奔走する。人間的な弱さと美しさ、行動力と知識の怪物ぶりが共存された男。たまらない。たまらなく好きだ。2019/07/01

ettyan えっちゃん

10
面白かったなあ。江戸で恐竜大暴れ!とまでは、ならなかったが、最後に十分に満足できる騒動が起きて、冒険小説のラストを堪能しました。 源内を描く上で、ラストをどうするのか、歴史上で牢獄で病死が通説ですが、このラストは本当に最後まで読んで良かったなあと思わせる、爽やかな希望あるラスト。 2024/09/10

keisuke

10
本当に面白かった!久々に大ヒット。時代小説としても冒険小説としてもミステリーとしても一級品で、全てが合わさって尚面白い。結びの章で頭に源内の死について書いといて、ああして終わらせるってのも最高に良い。面白かった。2016/02/02

火烏

10
懐かしいなあ、天下御免、ってのが、感想を覆ってしまった。後半、山口崇が脳内で読書の邪魔をしまくって、気球に乗ってしまった。春信はずるいよね。ともあれお疲れさまでした。2016/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10187198
  • ご注意事項

最近チェックした商品