小学館文庫<br> 大江戸恐龍伝〈4〉

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小学館文庫
大江戸恐龍伝〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062458
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

平賀源内、黄金の島でついに龍と遭遇!

琉球で出会った、自称江戸学者の老人、牧志朝典の案内で、秘密の祭りを覗き見た源内。そこで目蓋のない神女(ノロ)から、古の言い伝えを聞くことになる。
なぜ神女は目蓋がないのか? 遭難した船から生還した水夫がなぜ目蓋を切り取られていたのか? 徐市石とは? そして、その石に刻まれた絵の意味するところは?
深まるばかりの謎を抱えてニルヤカナヤを目指す源内一行は、途中大嵐に見舞われ、命がけの航海の末にやっとニルヤカナヤと思われる島に辿り着いた。ところが、上陸し海辺で一夜を過ごした源内たちは、突然見たこともない巨大な龍に襲われ、3人の水夫が食われてしまう。
水夫たちがおびえるなか、それでも庄九郎の探索を続ける源内は、お吟にうり二つの樊(はん)という方丈国の姫を助けるのだが、樊は、龍を操る龍部でもあった!
ここは、本当に黄金の島ニルヤカナヤなのか?
源内は、庄九郎を、黄金を、そして龍を、江戸へ連れ帰ることが出来るのか――!?
著者のメッセージ映像も見られる特設サイトはこちらです。

http://bp.shogakukan.co.jp/yumemakurabaku/

十六章 源内琉球の精霊 マユンガナシーに出会う語

十七章 盲目の神女古のことなど 物語りする語

十八章 ゑれき丸嵐をついて ニルヤカナヤに到着する語

十九章 源内謎の島に上陸し ついに龍に遭遇する語

二十章 源内海神宮に行きて後 黄金を見て大いにびっくりする語

二十一章 源内蓬莱島の由来を 神女より聴きてたまがりし語

夢枕 獏[ユメマクラ バク]
著・文・その他

内容説明

琉球の江戸学者・牧志朝典から、琉球・加良間に伝わる祭り・マユンガナシーと盲目のユタの話を聴いた平賀源内。この祭りには、不老不死を願った始皇帝の命を受けて仙薬を探しに蓬莱島に旅立った徐市伝説が絡むという。その祭りに潜入した源内は、目蓋のないユタ=神女から古の言い伝えを聴く。なぜ神女には目蓋がないのか?遙か昔、ニルヤカナヤから龍の掌を持ち帰った有野作之進とは?叙市石とは?そして、石に刻まれた絵の意味するところは?深まるばかりの謎を抱えて源内一行は大嵐の中、ニルヤカナヤに辿り着くのだが―。

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒。1977年作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』(日本SF大賞)、『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞)、『大江戸釣客伝』(吉川英治文学賞他)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

64
4巻前半で伝奇的な考察を練り込んでいるので異様なリアリティーが出てきた。その上でニルヤカナヤに辿り着く。この島に上陸してからは、秘境冒険小説のノリでワクワクする。そしてついに出てきた!恐龍。というわけでこの物語もいよいよエンジンが掛かってきた。読んでいるとピーター・ジャクソン版「キング・コング」やら、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」やらの映像がよぎる。残り2冊で、より盛り上がることに期待。2019/03/09

サケ太

19
琉球で出会ったのは、“琉球の源内”とも言うべき朝典。苦い過去を持つ男の心を源内が解かす。そして、謎解き。ついに舞台はニライカナイへ。黄金と恐竜の跋扈する壮大な異世界。たどり着くまでも、たどり着いてからもワクワクさせてくれる。2019/06/27

ettyan えっちゃん

13
文庫で全6冊なのに、4巻がクライマックス!? 恐竜のいるニルヤカナヤに上陸、お姫さん、洞窟探検とこの巻が一番書きたかったんだろうなあ。 お姫さんの片言の日本語で、チヤレンザブロウという表記で、ああ、チャレンジャー教授かと納得、ロストワールドだ。 素晴らしいね。冒険もの!全回で読んでて本当に楽しかった。さて、次は、江戸にもどるのかな 2024/09/08

bluemint

12
情報やら蘊蓄をたっぷり仕入れ、やっと!ニルヤカナヤへたどり着いた。おー!出たッ、ホンモノの恐竜だ。そればかりではなく、誘拐され生贄にされそうになる姫様や、海に沈む黄金の建物、おまけに火山の噴火で島が沈みそうになったり、一気にハラハラドキドキの冒険小説となった。第5巻が楽しみだ。2021/07/20

keisuke

11
琉球の伝説やらはどこまでホンマにある話なんやろうか。リアリティあってよく分からんようになってきた。2016/01/29

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