小学館文庫<br> 箱根富士屋ホテル物語

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小学館文庫
箱根富士屋ホテル物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094062311
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0195

出版社内容情報

これぞ日本のホテル史だ!

箱根富士屋ホテルといえば、クラシックホテルの代名詞ともいえる日本を代表するホテルである。
1878年(明治11年)の創業以来、一世紀以上の長きにわたり内外の観光客に愛され続けるこのホテルの歴史には、山口仙之助、正造、堅吉という、「創り」「育て」「守った」3人の男の、壮大な野望と波乱万丈の生き様があった――。
明治から昭和という激動の時代を、ホテルと共に生きた男たち。その人生を創業者一族の末裔である著者が丹念に紐解いていく。
箱根の山で繰り広げられた“夢の軌跡”を鮮やかに描ききったノンフィクションの傑作が、初版から20年の時を経て、遂に文庫化。
解説は作家の関川夏央氏。

内容説明

クラシックホテルの代名詞ともいえる箱根富士屋ホテル。一八七八年(明治十一年)の創業以来、一世紀以上の長きにわたり内外の観光客に愛され続けるこのホテルの歴史には、山口仙之助、正造、堅吉という、「創り」「育て」「守った」三人の男の、壮大な野望と波乱万丈の生き様があった―。明治から昭和という激動の時代を、ホテルと共に生きた男たち。その人生を丹念に綴っていく著者は、創業者一族の末裔である。初版刊行から約二十年。箱根の山で繰り広げられた“夢の軌跡”を鮮やかに描ききったノンフィクションの傑作が、遂に文庫化。

目次

1 箱根山に王国を築く(岩倉使節団;牛 ほか)
2 繁栄と大脱線(狐の婿入り;放浪 ほか)
3 嵐の中の守り手(戦争と接収;厨房の見える部屋 ほか)
「嵐」の舞台裏―もうひとつの物語
外伝・大平台の家―文庫版あとがきにかえて(文化財になった白い洋館;「ホスピタリティ」と「至誠」)

著者等紹介

山口由美[ヤマグチユミ]
1962年、神奈川県箱根町生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科卒。旅とホテルを主なテーマにノンフィクション、紀行、エッセイ、評論など幅広い分野で執筆している。2012年『ユージン・スミス 水俣に捧げた写真家の1100日』で小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

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箱根の老舗ホテルとして知られる箱根富士屋ホテルを支えた経営者達の物語。ホテルと言うものがほとんどない時代に創業した富士屋ホテルは、近代化する日本の歩みと関係しながら発展を続けてきた。著者が創業者一族の末裔ということもあり、身内ならではの視点やエピソードなども興味深い。しかし、経営者の客にたいする信念にはあまり触れられておらず、残念。「外伝」は完全に蛇足。「乗っ取り」のくだりは、婿養子継承による複雑な家系と内紛、成り上り者による乗っ取り騒ぎ、とまるで横溝作品のような舞台が揃っており、かなり興味深かった。2016/07/02

nucco

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ノンフィクションとは思えないほど、支配人たちの人生が波乱万丈で、この時代背景があってこそあの趣深い富士屋ホテルがあるのだなと感じました。私は建築が好きだったのがこの本を読むきったけだったのですが、建築意匠については「その道のプロ」が1つのコンセプトのもとで作った訳ではなく、各代の支配人の思いが富士屋ホテルの各所に形となっていったのが面白いなと思います。

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