出版社内容情報
東小卓球部、後輩達の活躍と成長の軌跡
「チームひとり」は、「チームあした」で純とチームを組んだ広海の物語。東小に転校後、卓球部に入部した広海ですが、以前の小学校では、ふたごの大洋とチームを組み取材を受けるほどに注目された存在でした。ところが、その大洋から「広海と同じ部に入りたくない!」と告げられ、ひとり卓球部に入部することに。新たにキャプテンの純とチームを組みますが、大洋とは卓球スタイルがまったく違う純とのチームで、広海はなかなか実力を発揮できません。さらに、大滝コーチからは「オールラウンド型になれ」と高いハードルを与えられ……。「やんちゃで元気」が代名詞の広海が初めてぶちあたった壁をどう乗り越えていくのか。
続く「チームあかり」は、「チームあした」で純と混合ダブルスを組み、卓球部入部を決意したミチルが、女子部のキャプテンとして活躍します。ぜんそくの発作で、張り切っていた市民大会を欠場したミチルですが、仲間たち全員の推薦で、女子部キャプテンに就任。そんな中、西小のキャプテン西沢美月から敵意ある挑戦を受けます。打倒西小を掲げ、練習に励む部員たち。部長として悩むミチルを、東小卓球部の先輩である大地、純、広海たちも支えていきます。キャプテンとしての自分の役割に気づいたミチルが、持ち前の観察力を発揮して臨む対西小戦。果たしてその結果は? カフェから始まった地元クラブチームの新たな展開にも注目です。
【編集担当からのおすすめ情報】
物事を真剣に見つめ、目標に立ち向かう少年少女の姿に感動します。そして、卓球がどれほど奥深く、難しく、おもしろいスポーツなのかも再発見できるはずです。脚本家としても活躍する作者らしく、映像が浮かび上がってくるような、卓球の音さえ聞こえてくるような作品です。
内容説明
累計二十二万部突破の大ヒット小説『チーム』シリーズ文庫版、上巻に続く第二弾!「チームひとり」は、東小に転校してきたふたご、広海と大洋の物語。ずっと一緒に卓球をしてきたふたりが初めて別々の道を歩く。同じ部に入るのを拒んだ大洋の思いとは。ひとり卓球部に入部した広海を待っていたものとは。ふたりの葛藤と成長が描かれる。続く「チームあかり」は女子部が舞台。ぜんそくと闘いながらも卓球を続けるミチルが新キャプテンとなり、仲間たちと共に西小とのライバル対戦に挑む。はたしてその結果は。胸を熱くする東小卓球部の戦いはクライマックスへ!
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
1970年神奈川県生まれ。上智大学文学部卒業後、新聞社、出版社に編集者として勤務。『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞(現・大賞)を受賞し、小説家デビュー。『チームふたり』は第54回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
七色一味
2Tone
とも
蕭白